「人材開発」を担当することになりました
本日(2017年4月1日)付で所属チームが異動になり「人材開発」を担当することになりました。
組織開発・人材開発を行う部門の中の異動で、これまでは組織向き合いの仕事、これからは人向き合いの仕事をすることになります。
とはいえ、組織は人の集まりであり、人は組織の中で仕事をするので、人と組織はそもそも同じコインの裏表であり、人材開発と組織開発も表裏一体です。
そこに働きかけてより良い状態になるサポートをする仕事もまた、明確に分けることができない領域です。
担当するプロジェクトやプログラムは変わっても、中期的に取り組むテーマとしてはシームレスに繋がっているので、引き続き関わる人と組織の学びと実践のサポートをしていくことになります。
組織開発部門に移ってからわずか1年でのローテーションとなります。
辞令を受けたときは少し早い気もしましたが、短期間にこの2つの専門チームを経験できるのはとても意義があることだと思っています。
「組織開発の1年」のふりかえり
この1年組織開発に携わってきて、いったい何が出来ただろう。習慣化した「KPT」でふりかえりをしてみる。
Keep:
- 組織開発について大いに学び、かつ実践できた
- 実際の組織課題および解決の場に触れることができた
- セミナー企画・設計・運営のスキルが身についた
- コーチング、ファシリテーションの経験値も増えた
- 人事領域で働くうえで必要になる心構えもわかった
- 可視化という自分の強みに気づくことができた
- 人と組織に働きかけるこの領域が天職だと実感できた
- 人生後半戦も学習し続け、挑戦し続ける覚悟ができた
Problem:
- 習得すべきスキルも経験もまだまだ道半ば
- 誰もが認める成果らしい成果をまだ上げられていない
- 受けたフィードバックを腹オチさせるまで意外と時間がかかる
- 脇が甘いところがある
Try:
- より体系的なインプット
- よりDeliverableなアウトプット
- より生産性を高める自己変革
こんな整理をしています。
「Try」の流れで、今日からの○年(次の仕事を何年やることになるかわからないので)をどう過ごすかも考えてみました。
「人材開発の○年」に向けて
人材開発と組織開発は表裏一体。とはいえこの2つは異なる部分も多いです。
例えば、人材開発は「人」という目の前にある明確な対象に働きかけますが、組織開発は「組織」「人と人との間」「関係性」といった目に見えない対象に働きかけます。
また、人材開発はある課題があったときに、打ち手となる提供すべきプログラムや施策がある程度絞られますが、組織開発はある課題があったときに、打ち手となる手段の選択肢が非常に多く、どれが正しいかもやってみなければわからないなんてことがザラです。
人材開発は「答えがある領域」であり、「答えを出さなければならない領域」だと思っています。
そして、人と組織は両輪ですが、あえてどちらから良い状態になっていることが重要かといえば「人」の方だとも思います。
理由は良い人材が集まっても良い組織になるとは限らないですが、一方で、良い組織になるためには集まっている人材が良い人たちであることは必要だからです。
この1年取り組んできた「組織開発」はいわばライフワークです。直近は与えられたミッションの通り、人の成長の方に軸足を移しますが、最後はまた「組織開発」というテーマに戻っていく気がしています。
人と組織に働きかけ、その学びと実践のサポートをする。人の成長をサポートし、人と人とが関わり合う職場の成長をサポートする。そんな存在になっていきたいと思います。
そのために必要なのが「より体系的なインプット」「よりDeliverableなアウトプット」「より生産性を高める自己変革」だと思います。
2017年度は2016年度以上に、変化の速度と質を上げ、来年のこの時期にはまた全くの別人になって年度終わりを迎えたいと思います。
それでは、また。
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