©NHKホームページより
NHKの「ダーウィンが来た!」を観た
NHKの「ダーウィンが来た!ー生きもの新伝説ー」を親子で見ていました。
今日はカザフスタンに生息する、巨大な鼻が特徴的な珍獣サイガの特集でした。
その大きな鼻は体温調節の役目を果たすようになっていて、そのおかげで寒暖に耐えられたり、最高時速80キロで走り続けたりできることなどが紹介されていました。
よくできた興味深い番組構成で、さすがはNHK、お金もちゃんと払っていることだし、今後はもっとちゃんと観たいと思わせてくれる内容でした。
サイガの子の死と娘の反応
番組は進み、後半、サイガの出産や子育ての紹介になったときのことです。
足にケガをした子どもが動けなくなりました。
サイガは移動が前提の動物のため、動けない子どもは置いていかれることになります。
そこにハゲタカが現れて、その子どもを食べようと狙っています。
うちの娘は3歳なんですが、このあたりから「こわいーこわいー」と言い出しました。
その後、死の直接的な表現はなかったものの、窪地に隠れて画面に写らなくなった子どものいるであろう場所にハゲタカが何羽も何羽も飛びかかっていくシーンでその一幕は終わりました。
娘はとても怖がっていて「こわいこわい」と言って泣いてしまいました。
その後、僕は風呂に入ってしまったので奥さんからの伝聞なのですが、2人は番組を見るのをやめて、女の子向けアニメ(プリキュア?)に切り替えたようです。
それでも娘は衝撃のシーンが忘れられなかったらしく、「さっきの子はどうなっちゃったの?」と奥さんに訊いてきたそうです。
「あの子はね、鳥さんに食べられちゃったんだよ」
と教えると、「やだーやだーみなきゃよかったよー」といってまた泣きわめきました。
3歳児にとっての「死」とは
その後、奥さんと二人で話し合いました。
3歳の娘に死はどう伝わったんだろう、と。
もしかしたら教えるのはまだ早すぎる情報だったのかも知れない。
でも死はこの世の真理だから伝えておくこと自体はおかしいことじゃないはずだ。
「メメント・モリ(死を思え)」とも言うしな。
・・というやりとりをしながらも答えはよくわかりません。
ただいえることは、こうやって悩み迷いながらも娘には出来るだけ多くのことを教えていきたい。
そして適切に受け取ってもらえると信じ続けていこう、という思いが僕らにはあるということでした。
それでは、また。
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