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【アドラー心理学とは】「嫌われる勇気」(内容の要約と感想)

      2017/01/20

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話題の自己啓発本「嫌われる勇気」を読みました。近年注目を集めている「アドラー心理学」の入門書的内容で、わかりやすさが受けてベストセラーになっています。

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とても興味深い内容だったので、自分でもいつでも振り返れるように「5分でわかるアドラー心理学」として要約と感想を書いてみます。

・・の前にまずは超短縮版!「30秒でわかるアドラー心理学」から。

30秒でわかるアドラー心理学

一言でいえば「人は誰もが今すぐ幸せになれる」という教え。

理由は、

  • 幸せを感じられない理由のほとんどは「対人関係」である
  • 対人関係の問題は「共同体の中に居場所がある実感」が持てれば解消する
  • 共同体の中に居場所がある実感は「他者への貢献」で感じることができる
  • 人はそもそも「存在しているだけで他者へ貢献している」生き物である
  • つまり人は誰もがすでに幸せ」であり、そのことに気がつけば良いだけである

というもの。

だから「人は誰もが今すぐ幸せになれる」し、あとはそのために「いま、ここ」で必要な行動を起こす「勇気」を持つことが重要であると説く。

嫌われる勇気」(基本編)

まずはアドラー心理学を理解するうえで、基礎となる考え方をご紹介します。

世界はシンプル、複雑にしているのは自分自身

  • 世界や人生が複雑なのではなく、自分が複雑にとらえているだけ
  • 自分が色眼鏡を外せば世界と人生がシンプルであることに気づく

「原因論」を否定し、「目的論」の立場をとる

  • 人は「過去の出来事」に行動を縛られたりはしない(原因論の否定)
  • 常に「未来の目的」のために行動を選びとっている(目的論の肯定)
  • ゆえにトラウマは存在しないし、感情に支配されることもない
  • これまでの人生に何があったとしても、今後の人生を生きる上で何の影響もない

人は「自分を変える」ことができる

  • 起こったことをどう解釈するかは「ライフスタイル」(性格、思考パターン、人生観)で決まる
  • 人は「ライフスタイル」を自ら選んでいる
  • いま選んでいるライフスタイルで不幸ならば、もう一度選びなおせばいいだけ

すべての悩みは「対人関係」

  • 個人で完結する内面の悩みというものは存在しない
  • どんな悩みにもどこかで他者が介在する

「間違った劣等感」と「劣等コンプレックス」を捨てる

  • 理想とする自分に対していまの自分が「足りていない」と感じるのは「正しい劣等感」
  • 他人と比べて自分を「劣っている」と感じるのは「間違った劣等感」
  • 「自分はここが劣っているから○○できない」と考えるのは「劣等コンプレックス」

承認欲求を否定する

  • 自分は他者の期待を満たすために生きているのではない
  • 同時に他者も自分の期待を満たすために生きているわけではない
  • ゆえに人間の承認欲求は否定されなければならない

課題を切り分ける

  • 人はそれぞれ自分の課題に立ち向かうために生きている
  • 「自分の課題」と「他者の課題」を分離して考え、「他者の課題」には踏み込まない
  • 自らが信じる最善の道を選ぶことが「自分の課題」で、その選択を他者がどう評価するかは「他者の課題」

自由とは「他者から嫌われること」

  • すべての人から嫌われないようにする生き方は不自由だし、実質不可能なこと
  • 自由を手に入れるために支払うべき当然のコストは「他者から嫌われること」
  • わざわざ嫌われる、のではなく、嫌われることを恐れずに前に進む

「対人関係」で目指すゴールは「共同体感覚」

  • 「共同体感覚」は他者を「仲間」だと思え、そこに自分の居場所があると感じられる感覚のこと
  • この感覚を持てれば、すべての「対人関係」の問題は解決する
  • 「共同体」とは、家庭、職場、社会・国家、人類、動植物、無生物、過去、未来など文字通り「すべて」

自分の正確な大きさをとらえる

  • 課題の分離で「自分にできること」と「自分にできないこと」を理解する
  • それ以上分けられない「個人」としての自分を理解する(心と体、理性と感情、意識と無意識など)
  • 自分は世界の中心などではなく、「共同体の一部」であることを自覚する

すべての人と「横の関係」を築く

  • 「縦の関係」を否定し、すべての人間関係を「横の関係」にする
  • 会社の上司に対しても、自分の子どもに対しても「同じではないけれど対等」という意識を持つ
  • 褒めることも叱ることもしてはならない(相手を評価して操作することが目的になるため)
  • 純粋な感謝をするのみ(ありがとう、うれしい、助かったよなど)

人はここに存在しているだけで価値がある

  • 誰かがかろうじて命をとりとめたとき、無事に存在してくれているだけで喜びを感じるもの
  • 人はありのままの姿で、ここに存在してくれているだけで喜び、感謝を伝えるべき対象である

 

「嫌われる勇気」(実践編)

基礎を理解したうえで、具体的に以下3つの行動を実践することで幸せに近づけると説きます。

1.自己受容

  • ありのままの自分を受け入れる
  • 自分にできることと、自分にできないことを見極める
  • 普通であることの勇気を持つ

2.他者信頼

  • 相手をいっさいの条件をつけずに信頼する
  • そうしてすべての人を「仲間」ととらえる
  • 信頼が裏切られるのではないかという心配はしない(自分の信頼を裏切るか裏切らないかは自分の課題ではないから)

3.他者貢献

  • 「仲間」である他者になんらかの働きかけをしていく、貢献する
  • もっともわかりやすい他者貢献は「仕事」(会社、家事、子育て、地域貢献、趣味も含む)
  • 「自分が誰かの役に立っている」という「貢献感」を感じるために行う

結論:自分の人生を決めるのは「いま、ここ」にいる自分

  • 人生とは「連続する刹那」、過去も未来もなく「いま、ここ」だけがある
  • 理想の自分に向かって「いま、ここ」にいる自分が行動し始める勇気を持つべきである

「嫌われる勇気」まとめ

大変気づきの多い、自己啓発のバイブル的な内容でした。僕の座右の書である「7つの習慣」「アルケミスト」に通じる要素も数多く含まれていました(「ライフスタイル」は「7つの~」の「パラダイム」に近い考え方、など)。相関図みたいなものを作っても面白いかもしれません。

頭では理解できても実行できていないこともあったので、今後も読み返しながら実践していきたいです。また実践したことは順次、記事にもしていきたいと思います。

例:「課題の分離」についての記事

完全に自分のものにするようになるには「それまでに生きてきた年数の半分」は必要ということ、僕は38歳なのでこれから19年後、なんと57歳で体得ということになります。さ・・・先が長いww

この計算で行くと若い人の方がより早く自分のものにできる計算になるということで、ぜひ年齢が若い人にこそ読んでいただきたい一冊です。

 

それでは、また。

 


嫌われる勇気―自己啓発の源流「アドラー」の教え
(岸見一郎、古賀史健)

 - アドラー心理学