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【要約・意訳】名著「7つの習慣」をめっちゃ分かりやすく説明してみた。

      2017/02/12

 

皆さんには「座右の書」ってありますか。

「座右の書」とは自分のにするために繰り返し読み込んだり、人生に迷った時に立ち戻る原点になっているような本のことですが、僕にとっては「7つの習慣」が、その「座右の書」になります。

世界的にもベストセラーになっている本なのですでに読んだ人も多いでしょう。読んでなくても名前だけは知っているという人も多いと思います。

この記事ではもっと「7つの習慣」に親しんでもらおうと、僕なりにわかりやすく説明してみました。

すでに読んだ人は内容の振り返りに、未読の人は読む前のザックリ把握にお役立てください。

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見出し

「7つの習慣」とは

どんな内容?

7つの習慣」は、世界的ベストセラーとなっている自己啓発書・ビジネス書です。仕事・家庭・個人としての活動など、人生全般に共通した成功法則について書かれています。

個人を「依存」状態から「自立」へ、「自立」から「相互依存」状態へと導く7つの習慣的な行動の必要性を説く内容になっています。

国・宗教・時代にとらわれない普遍的かつ具体的な内容を論理的にまとめていて、現在44ヶ国語に翻訳され、世界で2000万部のベストセラーを誇ります。

どこがすごいの?

テクニック論ではなく、根本的な生き方を見直すための方法がとても分かりやすく説明されています。

読後は日々生活をする中で「あ、この場面『7つの習慣』に書いてあったな」と思い返すことが多くなります。

世の中の原理原則、人間性の向上、人との関わり方、仕事・家庭における具体的な取り組み方、そのための考え方のツールなどが紹介されています。

いわゆる自己啓発と呼ばれる領域については、ほぼ内容を網羅してしまっているところがあり、正直、自己啓発本は本書一冊を読んで理解しきれれば他の本を読まなくてもよいくらいです。

実際、この本を熟読してから他の自己啓発系の本を何冊か読むとわかりますが、必ずこの本で取り上げられていた要素が何かしら出てきます。

そのたびに「7つの習慣ってほんとにすごいな」と思いますが、本が分厚いのと、一部の表現が少し冗長気味であることなどから、読むのを躊躇う人や、読み進められない人もいるようです。

以下はそんな人たちにも内容を知ってもらうための要約です。

「7つの習慣」のベースとなる考え方

原則」に従って生きる

  • 「原則」とは「時間を超えて不変」で「場所を超えて普遍」な価値観や真理のことです。
  • 人としての「誠実さ」「正直さ」「人間の尊厳」「貢献」「可能性」「勇気」など、常にその価値が変わらないもののことです。
  • 「原則」を生活の中心に置くことで、仕事・家庭・人間関係のすべてはうまくいきます。逆に「原則」に逆らって生きてけばどこかでうまくいかなくなります。
  • 「7つの習慣」を理解するための最重要キーワードの1つです。

「人格」だけが人生の価値を決める

  • 人生の成功は「テクニック」(どう見せかけるか)ではなく、「人格」(どういう人間か)で決まります。
  • 「人格」は常に自分がどんな人間かを周囲に発信しているので、「人格」を向上させない限り、周囲との関係性の向上はあり得ません。
  • 「人格」は持って生まれた先天性のものではなく、後天的に意志を持って変革していけるものです。

インサイド・アウト」(変化は自分の中からしか起こせない)

  • インサイド・アウト」とは自分の内側(考え方、人格など)を変えることから始めるアプローチのことです。
  • パートナーと良い夫婦関係になりたいならまず「良い伴侶」になる、子どもに良い子に育ってほしいならまず「良い親」になる、仕事で裁量がほしければまず「良い従業員」になるということです。

パラダイム・シフト」(無意識にかけていた色眼鏡を外そう)

  • 私たちは物事を「あるがまま」にではなく、「パラダイム」(思い込み)を通して見ています。
  • 自分の「パラダイム」を理解し、それを意志をもって転換(パラダイム・シフト)させることができれば世界は常に変わります。
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パラダイム・シフトを体感できる絵。(若い女性と老婆)

まずは「自立」を目指し、その後「相互依存」を目指す

  • 人は皆「依存」から「自立」へ(私的成功)、「自立」から「相互依存」へ(公的成功)の成長プロセスを歩みます。
  • 「7つの習慣」はそのためのアプローチ手法であり、「私的成功」については第一から第三の習慣によって、また「公的成功」については第四から第六の習慣によって説明されています。
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7つの習慣と依存→自立→相互依存の関係性を表した図

 

第一の習慣「主体性を発揮する」

「刺激」と「反応」の間の「選択の自由」を意識する

  • 人間はどんな局面においても自分の考えと行動を選択する自由があります。
  • 刺激に対してすぐ反応せず、自分の意志を持って「どう反応するかを選択することができる」のです。
  • みじめな扱い(刺激)を受けたとき、みじめな自分を受け入れる(反応)かどうかは自由です。(みじめな気持になったとしたら、自らがそれを選んでいるということです)
  • この感覚を研ぎ澄ませていけば「自分を傷つけることができるのは自分だけだ」ということや、「今の状況はこれまで私が行ってきた選択の結果だ」と思えるようになります。
  • 本書の中に出てくる「問題は自分の外のにあると考えるならば、その考えこそが問題である。」というスタンスが重要なのです。
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刺激と反応の間にはこれほどに自由な裁量がある

「選択」をして「結果」に責任を持つ

  • 「〇〇できない」「〇〇しないといけない」という言葉には「自分には選択の余地がない、だから自分には責任がない」という責任転嫁の気持ちが表れています。
  • 「パートナーをもう愛せない」という言葉は無責任であり、「愛する」という選択をしてその結果を引き受けるか「愛さない」という選択をしてその結果を引き受けるかを決めるべきだということです。

影響の輪」「関心の輪」を意識する

  • 全てのことは2つの輪で描いた絵の中で分類されます。外側の輪を「関心の輪」といい、自分が関心を持つすべてのことが入ります。内側の輪を「影響の輪」といい、その中でも「自分がコントロールできること」が入ります。
  • 関心の輪」には「他人の発言・行動」「人からの評価」「世間体」「過去の出来事」「天気」などが入ります。
  • 影響の輪」には「自分自身の発言・行動」「自分の考え・態度」「未来のこと」などが入ります。
  • 主体的な人は「影響の輪」に集中することができ、反応的な人は「関心の輪」に集中してしまいます。
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影響の輪と関心の輪

 

第二の習慣「目的を持って始める」

「自分の葬式」を想像して「人生の目的」を考える

  • 人生には目的が必要です。目的のない努力は「はしごを間違った場所に掛けたまま、一生懸命に登る」ことになってしまいます。
  • 人生の目的地は全員共通で「死」です。つまり、人生でどんな目的を達成したかは「自分の葬式」に表れます。
  • 誰が参列してくれるか。参列してくれた人たちは泣いているか、笑っているか。そのうち誰が弔辞を読み上げてくれるか。どんな内容を読み上げてくれるか。
  • そんな風に具体的に想像していくと、それがつまり、どんな人生を送りたいのかの答えになります。

ミッション・ステートメント」を書く

  • 「自分の憲法」ともいえる「ミッション・ステートメント」を定めて、人生の指針にしましょう。
  • 「ミッション・ステートメント」は、「夫・妻」「家族」「お金」「仕事」「所有物」「遊び」「友達」「敵」「宗教組織」「自己」のどれにも偏らないように、あくまでも「原則」を中心にすえて書きましょう。
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原則中心のパラダイム

 

第三の習慣「重要事項を優先する」

「第二領域」を重視する

  • タスクリストを「緊急度(高い・低い)」×「重要度(高い・低い)」の4象限で作られたマトリクスで整理します。(図)
  • 最も重視すべきなのは、緊急度は低いけれど重要度が高い「第二領域」です。人間関係、勉強、健康維持など中長期的には人生を左右する要素がここに入ってくるからです。
  • 緊急度も重要度も高い「第一領域」(クレーム対応、締切の迫った仕事など)は短期的には対応し続けるしかありませんが、予防的な「第二領域」を増やすことで絶対量を減らしていくことができます。
  • 緊急度は高いけれど重要度が低い「第三領域」(無駄な会議、無駄な報告、無意味な付き合いなど)と、緊急度も重要度も低い「第四領域」(暇つぶし、待ち時間など)は極限まで減らします。(重要でないから)
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時間管理のマトリクス

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第二領域を増やすことが重要

 

「第二領域」の時間を確保する

  • 見開き一週間のスケジュール帳を用意し、自分の役割(個人、父、夫、従業員、地域コミュニティの一員)ごとに週間アクションを洗い出します。
  • もっとも重要な「第二領域」の時間は先にスケジュール化してしまうことで、その他の領域に時間を奪われなくてすみます。
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週間スケジュール表

 

第四の習慣「Win‐Winを考える」

「Win‐Win」を意識する

  • 「Win‐Win」(双方が納得する案を見つける)とは、人生を「競争」ではなく「協力する舞台」とみるパラダイムのことです。
  • 「Win‐Lose」(自分を押し通す)、「Lose-Win」(お人好しになる)、「Lose‐Lose」(とにかく相手に損をさせる)、「Win」(勝つことだけを考える)と比べたとき、「Win‐Win」だけが相手との長期的な関係を実現できることがわかります。
  • もう1つ「Win‐WinまたはNo Deal」という選択肢があります。双方が納得する案が見つからない場合は「取引をしない」ということです。「合意しないことに合意する」こともまた、場合によっては必要と言うことです。

「豊かさマインド」を持つ

  • 「豊かさマインド」とは、世界や人生を限られたパイとしてはとらえず、お互いの協力によって無限に価値を広げ分かち合うことができるという考え方で、「Win-Win」の意識を持つために必要になるマインドです。
  • 逆の状態を「欠乏マインド」といい、人生を1個のパイに見立て、他の人が得をすると自分が損をしたような気持ちになる考え方のことです。
  • 「豊かさマインド」を持つことで、相手と創造的な「第三案」を生み出すことが可能になり、また他の人の成功や成果を心から喜ぶことができます。

 

第五の習慣「理解してから理解される」

「処方する前に診断する」

  • ろくすっぽ診断もしないで処方箋を出す医者を信用できないように、話も聞かないで助言する人を誰も信用してはくれません。
  • 人に正しい助言をするためには、まずきちんと話を聞かなればなりません。

「感情移入した傾聴」が重要

  • 相手の見地に立ち、相手の立場から物事を眺めて気持ちを感じ取りながら聞くことで、相手は心の中を打ち明けることができます。
  • 人は心の中をすっかり打ち明けられれば、人からの助言がなくても、自分なりに問題を整理し、解決策も見出せるものです。

 

第六の習慣「相乗効果を発揮する」

「違いこそ価値」であると認める

  • 「二人の人が同じ意見を持っているとすれば、そのうちのひとりは余分である。」という言葉があります。
  • 相違点は、お互いの見えているものが違うということを表していて、それはつまり持ち寄れば新しい視点が見つかる可能性が高いことを表しています。

「第三の案」の存在を信じる

  • 相違点ごとに、仏教でいうところの「中道」(妥協ではない、三角形の頂点のような高い次元の選択)を探ることができます。
  • 「矛盾の止揚」と言われている弁証法的手法にも通じる考え方です。

 

第七の習慣「刃を研ぐ」

「肉体」「精神」「知性」「社会・情緒」を日々磨く

  • 人生で唯一最大の結果を生み出す投資は、自分自身への投資です。

「上向きの螺旋状の循環」を生む

  • 「成長を続けるためには、私たちは学び、決意し、実行し、さらに学び、決意し、実行し、そして、なおも学び、決意し、実行しなければならない」ということです。(図)
057

上向きの螺旋状の成長

 

「7つの習慣」から得たもの

僕は本書から、具体的にこんな知識を得ました。

  • どんな状況下にあっても、自分自身を磨き人格を磨くことで、人生は(仕事は、家庭は)素晴らしい場所になっていく。
  • 人を変えることはできない、だから自分が変わるしかない。

仕事で、プライベートで、困難なことがあるたびにこの本を読み返しては「今、自分がすべきことは何か」という初心に帰ることができました。

 

「7つの習慣」を自分のものにするために

いかがでしたか。ザックリとは理解していただけたでしょうか。

ただ、どこまでいってもこの内容を常日頃意識し続けたり、完全に実行に移し切ることってとっても難しいと思います。

僕自身、この記事を見直しながら、毎回「あ、ここ今出来ていないな」という部分が見つかったりしています。

人間なんてそんなに強くないので、これはある意味当然のことです。

それでもこの本の内容を、少しでも自分のものにするためには、読み終えた後、少しずつ日常生活で起こることを本の内容に当てはめていくといいと思います。

仕事やプライベートで何か上手くいかないことがあったり、情けない思いや悔しい思いをしたときに、ぜひ本書を思い返しながら、行動を振り返ってください。

その時、自分は何を考えたか。どう対処したか。それに対して、周囲の人たちはどう反応したか。

「7つの習慣」に出てくる「原則」がそういった日常の場面場面に見え隠れし始めたら、この本の内容が身に付いてきている証拠になると思います。

 

それでは、また。


完訳 7つの習慣 人格主義の回復
(スティーブン・R・コヴィー)


まんがでわかる 7つの習慣
(フランクリン・コヴィー・ジャパン)

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