そのとき「仕事」にどう向き合うか -津田大介さんのツイートより

仕事のヒント
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朝っぱらから津田大介さんのこのツイートが心に刺さりまくった。

 

「世間は濃密な内容なんぞ求めていない」。本当にその通り。

自分が会社員として、ブロガーとして「仕事をする」側になったときに、僕がどれだけ丹精を込めて濃密な内容にしたかなんて、実際誰も気にしていないと思う。

逆に自分がお客さんとして人に「仕事をしてもらう」側になったときにも、提供されているものが濃密かどうかなんて求めてはいないことを自覚している。

いずれの場合も、受け手は「濃密な内容を求めていない」というより、「細かいプロセスや仕事をする側の丹精の込め方」ではなく、「純粋にやってもらう仕事の結果」だけを気にしていると言った方がいいかもしれない。

「それを認識した時点で」とことわりながら、そのときどういう態度を取るかについても、津田さんは語っている。このあとを語りやすくするために番号をふってみる。

  • 厭世的になって諦める ・・・①
  • 軽い内容であざとく商売する道を選ぶ ・・・②
  • 世間を気にせず求道的な職人になる ・・・③
  • 日が当たらなくても地道に内容を突き詰めて時が満ちるのを待つ・ ・・④

①は、真面目な人ほど陥りやすい状態で、ある意味素直な反応だ。でも自分の人生に対して無責任な態度ともいえて、この態度で日々を過ごす先に成功も幸せもない。

②は、深く悩まない人ほど選ぶ選択肢で、自分が楽なうえに短期的にはうまくいくことが多い。ただ長期的な成功はここにはない。先日話題になったゴーストライター問題などはいい例だ。

③は、一見誠実な態度に見えるが、自分のやっていることが世の中のためにならなくてもいいという発想なので、実は人への愛に欠ける行為だと思う。成功できない芸術家とかに多いのかもしれない。

④は、③に似ているが、常に世の中の状態(濃密な内容なんぞ求めていない)にしっかりと向き合いながら、そこに対して自分が何をできるか、何をすべきかを模索していく態度で、4つの選択肢の中で、もっとも真摯な態度だと思う。そして、どの業界でも最後に成功するのはこういった人だと思う。

僕自身を振り返ると、仕事において①だったときがあるのはたしかだけれど、それが無責任な態度であることに気づいてからは④の態度でのぞむようになったように思う。

いずれにしても、1つのつぶやきからいろいろ考えさせてもらえた。津田さんって深く物事を考えている人だなと思った。朝から勉強になった。

それでは、また。

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