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【書評】「フィードバック入門 耳の痛いことを伝えて部下と職場を立て直す技術」

   

フィードバック入門 耳の痛いことを伝えて部下と職場を立て直す技術」(中原淳・PHPビジネス新書)を読みました。

本書では「フィードバック」という新しい人材育成手法についてのWhat(フィードバックとは何か)、Why(なぜ必要か)、How(どのように行えば良いか)が簡潔に説明されています。

「フィードバック」とは「耳の痛いことを部下にしっかりと伝え、彼らの成長を立て直すこと」と定義されています。

この定義にはティーチング的な「情報通知」とコーチング的な「立て直し」の要素が含まれていて、「ティーチングは悪、コーチングは善」という誤った風潮に1つの答えを提示してくれているのが、個人的には最も興味深い点でした。

また、通知する内容として「SBI」も紹介されていました。Situation(どんな状況における)、Behavior(部下のどんな行動が)、Impact(周囲にどんな影響を及ぼしたか)の三点です。

印象論ではなく、客観的な事実を具体的に伝えることで、より相手に響くフィードバックになるということでした。これも我が身に置き換えてみると、とても腹落ちがするところです。

僕の勤める会社でもフィードバックを文化にしようという動きがあります。まだ一部の部門のことではありますが、健全なフィードバックが基本動作に組み込まれた職場は「もし自分が間違えたら誰かが見て、指摘してくれる」という心地よい緊張感が溢れています。

フィードバックは、新しい部下育成手法であるとともに、組織活性手法の1つにもなりうるのかも知れず、本書はそんなパワフルな武器を楽しく紹介してくれる良書でした。

それでは、また。

 - 人材開発