2017年の漢字は「演」
毎年、年末年始に漢字1文字で一年の抱負を決めて来ました。
- 【2014年の抱負】今年の漢字1文字は「勝」、勝ち負けにこだわる年にする
- 【2015年の抱負】今年の漢字1文字は「動」、行動力で道を切り拓く年にする
- 【2016年の抱負】今年の漢字1文字は「化」、”変わる”を超える年にする
※ブログ開始前なので記事はないですが、2013年は「捨」でした。
漢字1文字は「シンプルなので忘れない」、それゆえ「日々意識できる」、だから「結果的にその通りの一年になる」ということでとても気に入っている習慣です。
そして5年目となる2017年は「演」でいこうと思っています。
「演」の意味
「演」という漢字を選んだ理由は3つあります。
役割を演じ切る
1つめは、漢字の意味そのままに「演じる」という意味です。
仕事柄、社内研修やイベントなどで人前に立つ機会が増えているのですが、まだまだ照れや恥じらいが捨てきれていないところがあります。
参加者の皆さんからしてみれば、司会進行やファシリテートをする人には相応の「役割」を求めているだけなので、それを演じ切りたいなと思っています。
また、イベントごと以外でも人は常に何かの役割を演じているともいえます。
会社員、特定所属部門の人、夫、父、友人、電車にたまたま乗り合わせた人。
その瞬間瞬間に求められる役割を演じ、取るべき最適な言動を意志をもって選び続ける一年にしたいと思います。
わかりやすく説明して広める
また、「演」という漢字を辞書で調べてみると、まっさきにこんなことが書いてありました。
えん【演】
1 意味を押し広める。引き延ばしてわかりやすく説明する。「演繹(えんえき)・演義・演説/講演」
コトバンク より
「演技」的な内容よりも先に「演説」的なニュアンスで説明されていました。ちょっと意外ですよね。
僕はいま「組織開発」という仕事をしています。組織開発とは、組織が健全に業績を上げる状態になるために行う働きかけのことです。
まだ耳慣れない人も多いこの取り組みを、意味や意義も含めて社内に浸透させていく仕事なのですが、「演」という漢字はまさにそのままの意味を含んでいると思いました。
2017年はこの仕事をやり切る1年にしたいので、この漢字一文字はもってこいだと思いました。
合わせて、このブログももっとシンプルにわかりやすく説明する内容にしていきたいと思いますので、そんな意味も含んでいます。
技を実際に行ってみせる
辞書に書かれていたもう1つの意味はまさに「演技」的な内容でした。
2 技を展開する。芸能などを実際に行ってみせる。「演技・演芸・演劇・演習・演出・演奏/開演・共演・競演・公演・実演・主演・出演・助演・上演・熱演・力演」
コトバンク より
「1.演じる」を格調高く表現したような内容ですが、僕はこの「技を」「実際に行ってみせる」というところにビビビと来ました。
今の仕事には2つのミッションがあって、1つは「組織開発を理解している人を会社内に増やす」ことで、もう1つは「自分自身が組織開発のプロになる」というものです。
「演」という漢字にはこの後者の意味も含んでいると思いました。
組織開発のプロにはいろいろなスタイルがありますが、僕がイメージしているのは「組織開発ファシリテーター」と呼ばれる存在です。
研修・イベントなどの場の設計に加え、コーチングスキル、ファシリテーションスキルで人と組織の思いを引き出し、エンパワーしていく人です。
自分自身がそうなれるか今はわかりませんが、なりたいと思っています。
そのために2017年を大きな一歩となる一年にしたいと思っているので、「演」は旗印としてピッタリだと思いました。
プロフェッショナルとは自分を「演」じきった人たち
一言で言えば「プロフェッショナル」になる一年にしたいと思っています。
今までの自分は「サラリーマン」「ビジネスマン」ではあったものの、いつどこにいっても自分の力で稼げるという意味での「プロフェッショナル」ではなかったと思います。
世の中の「プロ」といわれる人たちは皆、求められる役割を人生をかけて演じ切っている人たちだと思います。
2016年は40歳を機に、人生後半戦を賭けてみようと思える仕事に出会えた特別な年になりました。
2017年はその仕事を通じて「プロとして自分を演じきることができる人」になりたいと思います。
少し早いですが、本年中も大変お世話になりました。
今年の「自分ハック。」は、仕事の関係もあってあまり更新できませんでしたが、来年はシンプルな内容を心掛けつつ、更新頻度も上げていきたいと思っていますので、引き続きよろしくお願いいたします。
皆様、よいお年をお迎えください。
それでは、また。
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