最近忙しくなってきた同僚の話
昨日、別の部署の同僚と話していた。曰く「なんだか急にオンもオフも忙しい~」とのこと。
ここ最近、担当業務が急激に立てこんできた上に、プライベートでも結婚したばかりで、さらに個人的に考えているウェブサービスの仕込みみたいなものも進めているという。
「まあ、とにかく頑張るしかないんですが」と笑う彼。
”とにかく頑張るしかない”。最近、誰とどんな話していてもよく行きつく答えだ。
日経ビジネスでも同じことが書かれてた
昨年、日経ビジネスの「職場&働き方 未来予測2014」という特別号を買いまして、年末年始休暇中に「2014年はどう生きていくかなぁ」みたいな感じで読んでました。
定年延長によるシニア社員やロボットなどに仕事を奪われる危険性や、年収1000万世帯の負担増など中堅~ベテラン社員向けの記事が並ぶ中、僕が一番面白かったのは第3章「賢者が語る生き残りの処方箋」。
藤原和博さん、齋藤孝さん、ちきりんさんの3人が、「組織で、組織の外で、それぞれの頑張り方」の提言で「組織を生き抜く」「組織にしがみつく」「組織の外に出る」「組織をあきらめる」という具体的な4つの生き方に分けて説明されていました。
なかなか面白かったので、以下にサマリーを書きます。
「組織を生き抜く」
会社員として人生の最後まで戦い抜く、という生き方で端的に言えば今いる会社での出世や、転職を含めてビジネスマンとしての成功を目指します。
- 与えられたポストでベストを尽くす
- 上司をラクにする仕事をする
- プロジェクトを組織する力をつける
- 営業力、プレゼン力、交渉力を養う
などが提案されていて、ポストを上げるだけでなく、グローバル人材を目指したり、「アグリゲーター」という社内外のヒト・モノ・カネをコーディネートしてチーム化する新しい活躍の仕方についても書かれていました。
「組織にしがみつく」
出世はできなくても会社にいられればいい、という生き方で、今のポジションで安定的に会社員生活を送ることを目指します。
- 特定の専門分野をまかされている状態を保つ
- 特定の取引先をまかされている状態を保つ
- 他の人が嫌がる仕事を率先して引き受ける
- 生きがいは社外で探す
などが提案されていました。「しがみつく」という表現は一見響きは悪いですが、こういう選択肢は実は現実的に結構あるだろうと思います。
「組織の外に出る」
その道のプロになって、どこに行っても一生食べていけるスキルを磨き続ける生き方。フリーランスになるということ。
- 会社員であるうちに「社内自営業者」としてスキルを積み上げる
- トレンドを追いかけ、マーケットセンスを磨く
- 社外も含めた人脈力を磨く
- ”かけ合わせ”でニッチな存在になる ※お笑い芸人(1/100人)×美容師(1/100人)=お笑い美容師(1/1万人)の人材になる!など
今、こういう生き方をする人って急激に増えていて、特に僕がいるインターネット業界は若手を中心に非常に多いです。2014年はさらに増えていくと思います。
「組織をあきらめる」
一生捧げてもいい好きなことを追求する生き方のことで、「オタク」「変態」に徹してとことんまで1つのことに特化します。
- 1つのことを10万時間(毎日8時間で35年間・・)続ける覚悟を持つ
- 「好き」を取る代わりに経済的なリスクを覚悟する
- 同じ趣味のオタクとパートナーになる(仲間としてだけでなく結婚等も含め)
- 可能ならば実家にパラサイトするなど手段を選ばない
儲からなくてもいいから農業にチャレンジする人の事例が出ていましたが、なるほどたしかにそういう選択をする人もいるだろうなと思いました。
どの生き方を選んでも変わらない大切なこと
この特集を読んで感じたことは、結局、どの生き方を自分で選んで、その結果にどう責任をとっていくのかということでした。
自分が一番頑張りたくなる生き方がどれなのか、それを自分自身がきちんと選び、その先の未来に起こることの全てに立ち向かっていく覚悟を決めること、それが大事なんだろうなということでした。
「選択をし、その結果に責任を取る」
という人生の大原則。それはどの生き方を選んでも変わらないんだろうなと思います。
SMAPの「がんばりましょう」の歌詞にある「東京タワーで昔見かけた土産ものに書いてあった言葉は『努力』と『根性』♪」というのがあります。昔は努力だ根性だってなんだか古いなぁと思っていましたが、最近はすごい深い言葉だなと感じています。
とにかく、頑張るしかない。そのために自分が心から頑張りたくなる道を、自分で選んでいきたいですね。
今日のジブンハック!
- 2014年もいろいろな生き方があり、実際にそれを選んでいる人たちがいる
- 自分がどの生き方を選ぶかは自由、でもその結果に責任を取る必要がある
- 人生結局、「努力」と「根性」
それでは、また!
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