先日、社外セミナーに参加して、「会議の見える化」による合意形成の手法を勉強しました。
「視覚会議」という名前で、NPO法人が運営している有料で勉強できるメソッドです。
視覚会議とは・・・
参加者全員で自由かつ創造的に、短時間で実現可能性の高い解決策を創り上げる未来志向の会議術です。全員の知恵を見える化し、関連性を持たせ、全員が納得し行動できるシナリオを創り上げます。
アイデアをカタチに変える3つのステップ
「視覚会議」は、アイデアを強化し実現可能な解決策にするために「PP・C・O」という3つのプロセスを踏みます。
① PP (Plus Potencial) ・・・メリットの列挙
② C (Concern) ・・・懸念点の列挙
③ O (Overcome) ・・・懸念点の打破
①で上げまくって、②で下げまくって、③で下げまくった中の一番の問題を解決する。参加者のテンションも、上がって下がって最後に上がる、というプロセスを経ます。
PP (Plus Potencial/可能性を洗い出す)
以下の手順で、アイデアについてのメリットの列挙を行う。
コツは褒めて褒めて褒め合いながら、アイデアをふくらませて、「こんな可能性があるアイデアなら、絶対やりたいよね」と言ってもらえる状態にする。
C (Concern/懸念点を洗い出す)
今度は以下の手順で、徹底的にリスクを洗い出す。
「そんなわけないでしょ」「広げたアイデアがいかに愚かな考えだったか」「ちゃぶ台をひっくり返す」勢いで「全員で出たアイデアをたたきまくる」段階。
O (Overcome/最大リスクを乗り越える)
「C」で出た、1位の課題こそこのアイデアの最大のリスクとなる。ここを打破するフェーズ。
「ファシリテーション」についての新たな気づき
- そもそもファシリテーションをしているわけじゃない(必要ない)
- 「5W1Hの質問」なんかしていない、「具体的に言うと?」「単語で言うと?」しか訊いていない
- 途中で何度かそれまでのブレスト内容を振り返る時間を多めに取ることで理解を深める工夫をしている
- 話すテンションもパッションも関係ない、ただ作業をするだけ
- 全員がホワイトボードを見る状態にする(お互いを見ない、発言内容そのものに集中させる)
- 誰でもできる(学生でも、初めての人でも、キャラ的に合わない人でも誰でも会議を進められる)
「マインドマップ」についての新たな気づき
- 「ファシリテーショングリップ」でホワイトボード用マーカーを複数色左手の指にはさみ持ちし、右手で抜きつつ書く
- マインドマップそのものに意味はない、ただのメモ(ただ書く、きれいにしようと思わない)
- 単語の順番、分岐の判断、色の判断にも特に意味はないく気分で決めていい
- 「マインドマップ」という単語をNGワードにしている、偏見の目で見られる
まとめ
セミナー参加費に1,500円払ったんですが最高に楽しかったので、むしろ安かったです。年会費を払えば、正会員になっていろいろな情報が入るらしいので、こちらも検討したいと思います。
それでは、また。
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