「パラダイムシフト」という「眼鏡の掛けかえ習慣」を始めよう

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今日は「パラダイムシフト」について。

 

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「パラダイムシフト」とは自分と世界が変わること

ガンジーの名言で、

「見たいと思う世界の変化に、あなた自身がなりなさい」

というものがあります。

僕も大好きな言葉で

自分を変えると世界が変わる」

という意味です。

この言葉は世界的なベストセラー「7つの習慣」の中でも紹介され、

  • 原理原則(議論の余地がなく、自明なこと)であり、
  • 時間を超えて不変(いつの時代も変わらないもの)であり、
  • 場所を超えて普遍(世界中どこでも共通)の、

基本法則であるとされています。

パラダイムシフト」とは、まさにこの「自分を変える」という行為になります。

 

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変えるのは「自分の世界の見方」

「自分を変える」といっている意味は、「自分の世界の見方(=パラダイム)を変える」ということです。

人は通常、この世界を「自分が見たいように」見ていると言われます。

そしてたいていの場合、それは「あるがままの」真実の世界とは異なるということです。

「7つの習慣」にこんなエピソードが紹介されています。

著者が地下鉄に乗ったときに、2人の子どもを連れた男性が乗ってきました。すぐに子どもたちが騒ぎ始めて、それまでの車内の平和な雰囲気はぶち壊しに。

それなのに、その男性は座席に座って目を閉じて注意のひとつもしなかった。周囲の乗客も白い目で見ている。著者は我慢できずその父親に「迷惑ですよ、どうにかできないですか」と言った。

すると男性は「ああ、そうですね、どうにかしないと。1時間前に妻が・・あの子たちの母親が亡くなったもので、子どもたちも混乱しているみたいで」と言った。

その瞬間、著者のパラダイム(世界の見方)は一瞬にして転換した。その男性に対する同情や哀れみの気持ちでいっぱいになり、こう言った。

「それは本当にお気の毒に。何か私にできることはないでしょうか」

一瞬にして、すべてが変わったのである。

 

同様のシーンは実は僕らの日常にも溢れていますよね。

  • 「こういう人だろうな」と決めつけていて、実際に話をしてみたら全然違う印象の人だった
  • 気が乗らない会合に出かけていったら、思いもかけず素晴らしい出会いがたくさんあり、来て良かったと思った

僕たちは常にパラダイムという色眼鏡に目を曇らされます。

そして、それに気づいて外そう!・・と思った直後に、また無意識に別の色眼鏡をかけてしまっているくらいやっかいなものです。

だからこそ、「常に意識して色眼鏡を外し続けること」が重要になってきます。

それが「パラダイムシフト」です。

 

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パラダイムシフトを起こし続ける方法

ではどうすれば習慣的に「パラダイムシフト」を起こせるのでしょうか。

ここでは僕が日常的に取り組んでいる3つのコツをご紹介します。

①「本当に小さなこと」から始める

まず1つ目は、日常の小さな変化に取り組むことで、「自分を変えれば、世界が変わる」を日々実感するようにしています。

  • 乗る電車の位置をあえて変えてみる
  • ノートの罫線に収まるように文字を書いていのを、あえて無視して書いてみる
  • 今まで言ったことのないセリフをあえて口に出してみる

どれも本当に小さなことですが、知らないうちに「自分の枠」みたいなものに囚われていたことに気づかされます。

②「変えてはいけないもの」以外、全部を変える

小さなことから始めて、徐々に大きな変化にトライしていきます。

  • すごい早い時間に起きてみる
  • 洋服の趣味を思いきり変えてみる
  • 家にあるものをバッサリ捨ててみる
  • 行ったことがないイベントに行ってみる
  • 食生活を思いきり変えてみる

変えられるものは全部変えるつもりでのぞみます。

逆にいえば「変えてはいけないもの」以外は全部変えるつもりでやるということです。

これを続けていくと、自分の人生で「絶対変えちゃいけないもの」なんて、ほとんどないことに気づけると思います。

そして、自分の変化の大きさに比例して、見える世界が変わっていくことに気づけると思います。

③「毎日生まれ変わる」つもりで取り組む

「男子三日会わざれば刮目して見よ」という言葉があるとおり、人はその気になれば驚くほど短時間で別人になれます。

どうせなら三日と言わず「毎日生まれ変わる」つもりで取り組んでいくのはどうでしょうか。

目標としては他の人に「え?どうしたの?昨日とは別人みたいじゃん!」と言われるように日々自分を変えていく感じです。

でも、これって実はハードル高いことだったりしますよね。

たいていの人は「一貫性のある自分」として周囲から信頼を得て毎日を生きています。

「毎日生まれ変わっちゃってる人」として同じ信頼を得るのは難しいと直感的にわかるからです。

でも、それこそが「パラダイム」です。

その「一貫性のある自分」がどれほど世の中にとって重要なことなのかを考えたときに、自ずと答えが出ると思います。

人目を気にせずに毎日生まれ変わる。これがとっても大切だと思います。

 

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100万回の「パラダイムシフト」を起こそう

小さなことから大きなことまで、イメージ的には生きているうちに100万回くらいパラダイムシフトを起こしにいきたいですね。

荒っぽい計算をしますと、

100万回÷80年=年間12,500回のパラダイムシフト

12,500回÷365日=1日34回のパラダイムシフト

34回÷16時間=1時間に2回のパラダイムシフト

これで「生きているうちに100万回」が実現します(笑)

80年って赤ちゃんも入ってますが、子育てしていると実は赤ちゃんこそすごい頻度でパラダイムシフトを起こしているんじゃないかと感じます。

(数日するとびっくりするくらい成長してたりしますよね)

 

パラダイムシフトは「人生をコントロールしているのは自分自身だ」という自信を持つことにも繋がります。

また、自ら意識的に起こし続けることで、その自信がどんどん強まっていくという好循環が生まれたりもします。

 

「生きているうちに100万回のパラダイムシフトを起こす」

「自分を変えて、世界の見方を変えて、人生を変える」

 

皆さんも、ぜひ取り組んでみてはいかがでしょうか。

 

 

 

コメント

  1. […] 込み)を通して見ています。そのため自分の「パラダイム」を理解し、それを意志をもって転換(パラダイム・シフト)させることができれば、世界は常に良い方向に変わっていきます。 […]