僕の座右の書はこの3冊
皆さんには「座右の書」ってありますか。何度でも読み返して自分の体に刷り込ませているような愛読書のことです。
僕の場合、この3冊が座右の書です。
- 「アルケミスト」(パウロ・コエーリョ)
- 「7つの習慣」(スティーブン・R・コヴィー)
- 「ずっとやりたかったことを、やりなさい。」(ジュリア・キャメロン)
それぞれ個別の記事も上げています。
- 自分の運命を生きる。 -「アルケミスト」(パウロ・コエーリョ著)の感想
- 自らの人格を引き上げる。 -「7つの習慣」(スティーブン・R・コヴィー著)の感想
- 失われた創造性を回復する。 -「ずっとやりたかったことを、やりなさい。」(ジュリア・キャメロン著)の感想
どれも素晴らしい本で、大げさではなく僕はこの3冊を読んだことで人生が変わりました。(詳細はプロフィールにも)
読み込んで気づいたことは、1冊ごとの完成度が高いだけでなく、3冊をまとめて読むことでさらにそれぞれの内容が理解できるということです。その魅力をまとめ記事として書いてみることにしました。
この3冊だけ読めば他の自己啓発本は読まなくて大丈夫
自己啓発系の本は数あれど、この3冊を読んでおけば、他の本は読まなくても大丈夫。そんな持論を持っています。それくらい完成されている本たちだと思います。
ただし3冊が相互に補完関係にあるため、1冊だけではなく3冊とも読むことをおすすめします。
また、「読んでおけば」と表現しましたが、もう少し正確にいうと「読み、正しくその意味を理解し、かつ実際に行動に移す」ことで本当の効果を発揮する本ばかりです。
僕自身も何度も読み返し、理解を深め、書いてあることを実生活の中で取り入れて、その中で本に書かれた内容の意味を理解し、また読み返し、ということを繰り返すことで、少しずつ自分のものにしてきました。
抜粋ですが、以下にこの3冊の具体的な魅力を説明します。
3冊の「概要」をあらためて
「アルケミスト」
羊飼いの少年がエジプトのピラミッドに眠る宝物を探しに行く物語。少年は、旅の途中の出会いから、人生に必要な多くのことを学んでいきます。
「7つの習慣」
人生成功のための哲学書。個人としての成功と、公人としての成功について、体系的に7つの習慣行動としてまとめて紹介しています。
「ずっとやりたかったことを、やりなさい。」
「創造性の回復」をテーマにした、自己啓発書。「モーニング・ページ」「アーティスト・デート」など具体的な取り組みが紹介されています。
・・・と、こうやって並べてみるとバラバラなイメージですが実はちゃんと繋がっています。
3冊に「共通」すること
一見バラバラに見えるこの3冊。実は根底には共通するテーマが流れていると思います。
- 自分自身を変えることで人生がより良いものになっていくことが体感できる本であること
- 日常的な行動と、世界を形作る本質的な法則性の関係性について書かれていること
- 出版から時間が経っているにも関わらず、世界中の多くの人に評価されていること(時間を超えて不変で場所を超えて普遍であること)
「自分を変えて人生を変えよう」と説く自己啓発書はいくらでもありますが、ただの精神論に終始している本が多いと思いますが、この3冊は「人生観が変わるようなパラダイムシフト(考え方の大きな転換)」までうながす内容になっていると思います。
※表題の「自分を超える」というのは、このパラダイムシフトの結果、人生観や人格といった自己の根底の部分から、より良い状態に変化する、というような意味で書いています。
また最も重要なことだけが体系的にまとまっている、という点でもこの3冊は共通していると思います。多くの人に支持されてロングセラーになっていることもそれを証明しているのかもしれません。
3冊が「補完」し合っていること
では、この3冊はお互いにどういう関係にあるのでしょうか。それを理解するためには、それぞれの本の強みと弱みを説明する必要があります。
「アルケミスト」
- 強み:「自分を超える」ことで理想の人生が実現することがストーリーで理解できる
- 弱み:具体的にどんな取り組みをしたらいいのかはわかりづらい
「7つの習慣」
- 強み:「自分を超える」ための具体的な取り組みを、習慣として体系化・定義している
- 弱み:実際に取り組むには少しハードルが高いことも書かれている
「ずっとやりたかったことを、やりなさい。」
- 強み:「自分を超える」ために今日取り組むべきハードルの低いことが書かれている
- 弱み:頑張り続けた先にどんなストーリーが待っているかわかりづらい
いかがでしょうか。お互いの弱みを補いあっていることがわかると思います。
「アルケミスト」で最初にうまくいったときのイメージを掴み、「7つの習慣」でそのための日々の心がけや行動指針を知り、「ずっとやりたかったことを、やりなさい。」で実際に行動に移すためのきっかけを作る。
という三段構えで実際に「自分を超える」ことができるというわけです。
この3冊で完璧。さあ、自分を超えていこう。
繰り返しますが「自分を超える」とは「自分を変えて、人生をより良い方向に変える」ということです。その重要性をわかっている人は多いと思いますが、実際に効果的に取り組めている人はそれほど多くありません。
この記事を読んで少しでも興味を持っていただけたとしたら、ぜひこの3冊(どれかじゃなくて3冊セットで、ねw)を読んで頂ければと思います。きっとあなた自身を「超える」ためのヒントが得られると思います。
それでは、また。
アルケミスト―夢を旅した少年
(パウロ・コエーリョ)
完訳 7つの習慣 人格主義の回復
(スティーブン・R・コヴィー)
まんがでわかる 7つの習慣
(フランクリン・コヴィー・ジャパン)
ずっとやりたかったことを、やりなさい。
(ジュリア・キャメロン)
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