埼玉県民は「郷土愛の低い」とよく言われます。
しっかりデータにも出ちゃってて、こちらのサイトの全国郷土愛ランキングで堂々の第47位!
「都道府県別統計とランキングで見る県民性」
http://todo-ran.com/t/kiji/13384
僕も埼玉県民ですが、これはまったく自慢にならないw いったい何が理由なのか。
身近な埼玉県民へのヒアリングなども通じて、3つくらいのキーワードが見えてきました。
というわけで、今日は「埼玉県民の郷土愛の低さ」をーーー
Let’s Hack!!(ランク王国のちぇーけらっの感じで)
1.「新参者」が多い
大前提として埼玉県には新参者が多いという背景があります。
統計によると県の人口は、昭和20年からの60年間でなんと3.5倍になったとのこと。
※「埼玉県の人口」 http://bit.ly/1hFBEpu
- 200万人から700万人に急増
- ①東京圏への人口集中(30年代) ②第二次ベビーブーム(40年代) ③バブル景気(60年代) の大きく3つが理由
親子3代にわたって住み続けている人は、1/3以下しかいないわけで、これでは郷土愛が育まれるわけがありません。
2.「情緒的な理由」で住んでいる人は少ない
自分で埼玉に住むことを決めた人(もともとの地元民じゃない人)へのヒアリングで、「なぜ埼玉に住むことに決めたか」を訊いたところ、以下のような声が圧倒的に多かった。
- 通勤に便利だから
- それでいて東京よりも住宅費が安いから
- 奥さんと自分の両実家のちょうど中間だったから
つまり、「埼玉が好き」という情緒的な理由ではなく、「埼玉が便利」という経済合理性で選んでいるということで、そこに郷土愛のキョの字もないわけです。
3.「減点要素の少なさ」で選んでいる人が多い
これまたヒアリングで「埼玉の良いところ」を訊いたところ、こんな回答が多かった。
- 繁華街が少ないおかげで、治安は悪くない
- 海がないおかげで、津波は来ない
- 川は多いけど、水害は少ない
- 地面の上には大したものはないけど、地盤は悪くない
なんとなく「○○がある」という加点要素ではなく、「○○がない」という減点要素の少なさで選んでいる傾向が見て取れます。
その姿勢の前に、郷土愛なんてどこ吹く風なわけであります。
ヒアリングの際、「なぜ埼玉県を選んだか」と訊くと皆薄らボンヤリした顔をしますが、「なぜ東京、千葉、神奈川を選ばなかったか」と訊くと話が弾んだりしました。
なんか・・・すべてはここに集約されている気もします・・・。
僕も生まれは千葉でも、今はいちおう埼玉県民です。
この件は由々しき事態だな~とは思いつつ、特に解決策を考えようという気も起こらない郷土愛の低さは、ある意味立派な埼玉県民なのかも。
お後がよろしいようで。
「いつだって ハックすべきは じぶん自身」
こっきでした。
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