こっきです。秋ですね。
アラフォー(39歳)になると身体の再生能力が著しく下がるのか、夏の蚊に刺されをかいたあとがずっと残っているのに気づきました。悲しいもんですね。
さて、そんないい歳こいてきた僕ですが、まだまだ未熟なところが多くて困っています。
そのうちの1つが「子どもと上手におでかけができない」というものでした。
あ、いえ、「おでかけスキル」そのものが低いわけじゃないですよ。いざ出かけちゃえば駄々をこねられようが、疲れちゃって抱っこ抱っこになろうが、車に乗る前に「トイレ大丈夫?」と3回聞いて「大丈夫」と言われて安心してたらやっぱり「おしっこー」と言われて急きょコンビニ探索をすることになろうが、だいたい平常心で対応できるんですよ。
そこではなくて、僕の未熟さはその一歩手前の「おでかけ先を提案するスキル」が異常に低い、というものでした。
いやー、なんででしょうね。
ネットを調べればいろいろ情報はあるし、どこでも行っちゃえば楽しいんでしょうが、なんだか決められないんですよね。
「へーいろいろなスポットがあるもんだな」みたいに楽しく拝見したあとは特に実行に移さないのです。なんでかはわかりません。
そんな僕に救世主が現れました。それがこちらの本「子どもとおでかけ タダで楽しむ埼玉パーフェクトガイド」。これがすごすぎた。
パッと見、まあよくある家族でおでかけ系の本ですよね。
でも他の同様の本にない2つの特長が、本書を類まれな素敵ガイドブックに押し上げているのにお気づきになったでしょうか。(ヒントは表紙にすべて書いてあります)
そうです。答えは「タダ(無料)にこだわった」ことと「埼玉に特化」したことです。
タダと言っても入場料のことで施設内で何かをする場合に別途お金がかかる場合もありますし、一定の年齢以上は有料の施設も掲載されてはいますが、その場合にもそれほどお金はかからない(大人300円とかの)おでかけ先ばかりが紹介されています。
ケチくさいと言ってしまえばそれまでですが、でも正直、お金を払えば楽しい思いができるのは当然のことで、むしろお金を払っておきながら微妙だった場合の腹立たしさったらないと思いませんか。思いますよね。
その逆で、タダ(もしくはかなりの低料金)というハードルの低さから、余計な心配をすることなく、ダマされたと思っていろんな施設にガンガン行ってみよう、という気持ちになるから不思議です。期待せずに行くから、だいたい期待以上の楽しさという感動が待っているんですよ。これはいいですよ。
つまり、タダという要素は単にお金がかからないということ以上に、この本に出てくるおでかけ先だったら、「子どもとどこかに行こうかな」と思うやいなや、お金足りるかしら?とか払ったお金分楽しめる場所かしら?といった余計なことを考えることなく、無心で出かけられる、というところに本質があると思うわけです。
(って、鼻息荒く説明すればするほどケチくさくなってくるから不思議ですね、このテーマは)
埼玉に特化している点も潔くて良いです。
本屋の同じコーナーには「東京・神奈川・千葉・埼玉」とか「関東圏から日帰り」といったガイドブックもあったのですが、まあ広く浅くなっちゃってましたよね。そのため「キッザニア東京」とか「横浜アンパンマンミュージアム」とか「もう知ってるよ」という先が載ってたりしてあえて買う理由がなかったんですよね。
その点、こちらは超マニアックです。シブい歴史民俗資料館とか、遊具がたくさんあるけど言うても普通の公園とか。地元の町や隣町なのに全然知らなかったところがワンサカ載ってました。まじビビります。
中身も丁寧です。基本情報には「どこまで無料なのか」の説明や、「ベビー」「幼児」「小学校低学年」「小学校高学年」それぞれのお子さん向けのおすすめポイントなんかが記載されていて、痒いところに手が届く感じ。
そんな素敵情報満載の本書ですが、シルバーウィークに突入したのをいいことに、さっそく掲載されていたおでかけ先2ヶ所に行ってみました。
- あけぼの子どもの森公園(飯能市・無料)
- さいたま市宇宙劇場(さいたま市・プラネタリウム有料)
どちらもとっても楽しかったんですが、それはまた別記事で。
そんなこんなで埼玉在住のパパママさんに大変おすすめでございます。
それでは、また。
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