【本】「1分間マネジャー -何を示し、どう褒め、どう叱るか!- 」要約と感想

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「1分間マネジャー」とは

人をマネジメントする仕事が増えたので、最近はためになりそうな関連本があると手に取るようにしています。その中の1冊がこちら。「1分間マネジャー -何を示し、どう褒め、どう叱るか!- 」

副題に「叱るか!」とか書いちゃってなんだか偉そうなタイトルですが、実践しやすい内容が書かれたとても良い本でした。

要約と感想、といっても要約する必要がないくらいシンプルな内容です。ページ数も少なくて本編だけでいえば110ページくらいしかありません。

それをさらに要約してご紹介します。

「1分間マネジャー」要約




有能なマネジャーとは

  • たいていのマネジャーは、業績に関心を持つ「タフな独裁者」か、部下に関心を持つ「ナイスな民主主義者」のいずれか(どちらも失格)
  • 有能なマネジャーとは、自分自身を管理し、一緒に働く人も管理し、組織や同僚にとって存在そのものが利益になる存在

「1分間マネジャー」とは

  • 部下から大きな成果を引き出すのにごくわずかな時間しかかけない
  • 週1回のミーティングで、前週の実績、翌週の計画を確認する以外には基本時間を割かない
  • 部下の仕事をよく見て「1分間の目標設定」「1分間の称賛」「1分間の叱責」の3つを行う

「1分間目標設定」

  • 部下からマネジャーに、なすべきことの説明をし両者で同意する
  • 目標の1つ1つを1ページ250文字以内に書く(1分で見返せる分量
  • 全業務の20%についてのみ行う(パレートの法則)、数にして3~6つぐらい
  • 部下は目標を毎日見返す
  • マネジャーは目標を達成する方法も教える

「1分間称賛法」

  • マネジャーは部下の身近にいて見守る
  • そうして部下がうまくやっているところを見つけ、その場ですぐに褒める
  • 近くにいって肩に手を置いたり、ポンポンと叩いたりする(友人にそうするように)
  • うまくやった点をつぶさに教え、どれだけ気分がいいかを伝える
  • 関係性ができあがったあとは称賛そのものは1分とかからない

「1分間叱責法」

  • 部下がミスをしたらマネジャーはすぐに反応する
  • 近くにいって肩に手を置き、何が間違いだったかを正確に教える(行動についてのみ)
  • あわせてどう感じているかも話す(怒っている、がっかりしているなど)
  • 数秒間沈黙して、話の内容を浸透させる
  • 本心から評価していること、好意を持っていることを伝え、1分で終わらせる

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「1分間マネジメント」に関する補足

  • 「1分間」とは「マネジャーになることが複雑なことではない」と言うための方便であり、やるべきことが必ず1分で終わるという意味ではない(ただし、本当に1分で終わることも多い)
  • 問題を説明する場合には「行動に即したことば」で定量的に説明する
  • 目標が不明瞭な仕事は、ピンの場所がわからないボーリングや、夜にやるゴルフと同じ
  • 部下の意欲を最も刺激するのは成績についてのフィードバックが得られること
  • きめ細かい称賛は子どもに歩き方を教えるときに自然にやっていることをすればよい
  • 人は遠慮なくズバリものを言ってもらうことが必要で、それは行動が正しくないときに、自分のことを心にかけてる人がぐいと引き止めてくれることだ

「1分間マネジメント」名フレーズ

  • 気分のよい部下は、よい成果を生む
  • 部下が潜在力を十分に発揮するように力を貸せ
  • 部下が仕事をうまくやっているところを見つけろ
  • 私が費やす最良の時間は、部下に投じる時間である
  • 人はみな勝者(目標を達成する人)になる可能性をもっている
  • 1日1分自分の目標をチェックしろ、成果をチェックしろ、そして自分の行動が目標に合致しているかチェックしろ
  • われわれは行動のみの存在ではない、自分の行動を管理する人間そのものである
  • 目標が行動を促し、成果が行動を持続させる

「1分間マネジャー」感想

タイトルからテクニックやメソッドに寄った本かなと想像していましたが、むしろマネジメントに関する原理原則の本でした。

「目標設定」「称賛」「叱責」というキーワードに込められた意味は、マネジャーと部下は常にゲームのルールを明らかにしておく重要性を表してして、「1分間」というキーワードはそれを率直なやりとりで実現することを表しています。

本文中にも出てきますが、マネジャーは組織の業績と部下の育成の両輪を同時に回していかないといけません。

その難しい命題に立ち向かうときに必要なのは、複雑なテクニックや覚えきれないほどのメソッドではなく、シンプルな基本原則とマネジャー自身の人間性なんだということが学べました。

本の内容は原理原則なので、参考にするものではなくこのまま実行に移す種類のものです。

自分自身が1分間マネジャーそのものになれたときに、実際自分らしいマネジメントができるようになっていると思います。

本の最後はこう結ばれています。

「他の人々とも、1分間マネジャーの三つの秘訣を分かちあえ」

僕はこの記事でそれを実現しました。読んでいただいた皆さんもよろしければぜひ。

それでは、また。
1分間マネジャー―何を示し、どう褒め、どう叱るか!

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