「いい人」が永遠に「すごい人」になれない理由

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SNSでシェアされた記事を読んで思ったことです。




「グッドはグレードになるための敵」

こんな記事を読みました。

平野正雄氏&伊賀泰代氏が喝破「人を大切にする日本企業」はウソ
マッキンゼーの日本支社長からカーライル・ジャパンの共同代表を経て、現在早稲田大学ビジネススクール教授を務め、今年7月『経営の針路』を上梓した平野正雄氏。かたやマッキンゼーで採用担当を務めたのち、組織・人事コンサルタントとして活躍し、著書『採用基準』、『生産性』で脚光を浴びる伊賀泰代氏。共にマッキンゼーで働いた2人が公の・・・

記事の中に「Good is the enemy of great.(グッドはグレードになるための敵)」という印象的なフレーズが出てきます。

いわく、日本の会社も経営者も「Good」であることに満足してしまっている、ということ。

人も会社も「Good」では生き残っていけない。

だから「Great」を目指さなくてはいけないということです。

なるほど、この言葉はなかなか深いなと思いました。

「Good」そのものが悪いと言っているわけではなく、「Good」を良しとしてしまう風潮やスタンスがゆくゆく問題になる、ということなんだろうと理解しました。

そういえば昔、食品メーカーの営業マン時代に、得意先の卸店の壁に「現状維持、即落伍」という社訓(?)が飾られていたのを思い出しました。

当時は「即落伍って・・そんなご無体な・・」と思ったものですが、おそらく言いたかったことはこの「グッドはグレードの敵」みたいなことだったんだろうな。

僕ら1人1人も「Good」な自分ではなく、「Great」な自分を目指したいものです。

日本企業は人材開発組織開発に投資しない

人材開発組織開発にかける投資額が他の先進国に比べて著しく低いデータなども載っていてなかなか衝撃的な内容でした。

アメリカやイギリスの1/4程度ということです。

投資の内容など詳細は記事からはわかりませんが、そもそもの予算(バジェット)にこれだけ差があるという事実はなかなか考えさせられるものがあります。

でも発想を変えると、これはチャンスなのかも知れません。

これから人材開発・組織開発に積極投資をしていく日本企業は、少なくとも他の日本企業よりも世界標準の会社に近づけるとも言えます。

人と組織への投資はいわゆる「重要だけれども緊急ではない」領域になるため、短期的な成果を求める会社では、なかなか思い切った投資判断ができないと思いますが、中長期的な事業成長を考えた場合には、避けては通れない道です。

僕は今まさにこの領域に携わっているので、今後の使命感に燃えてしまいます。

「人を大切にする会社」の本当の意味

また、記事の中ではGEのジャック・ウェルチのこんな逸話が紹介されていました。

ウェルチが「GEとは何ですか」と聞かれて、“My product is people.”、つまり「人だ」と答えている。リーダーを育成することが自分たちの使命で、経営の中枢は人だと。GEは120年あまりの歴史上10人しかトップがいない。長い時間をかけてリーダーを育成することこそが経営の中枢にあり、その結果、事業は成功し、企業が成長する。場合によっては、事業はすっかり入れ替えてもいい。なぜなら事業は競争状況や技術の変化によって成長の限界を迎えるから。

大切なのは事業そのものではなく、事業を発展させられる「人」の方だということです。

ここまでの記事の文脈と合わせて読み解くことで、「人を大切にする会社」という言葉の本当の意味を思い知らされる内容でした。

会社が事業体である以上、事業を発展・継続させていくことが第一条件であることは変わらないと思います。

しかし、それを実現できるのは会社の中で事業を発展・継続させていける「人」「社員」であるわけなので、結局は「人」を育てていかないと会社は存続できないということですね。

当たり前のことなんだけれど、この文脈で「人を大切にする会社」というものを理解しておかないと、会社と社員は本当の意味で「イコールパートナー」な関係にはなれないと思いました。

あらためて、ただ「Good(いい人、いい会社)」なだけでは、永遠に「Great(すごい人、すごい会社)」にはなれない、ということの意味を噛みしめたいですね。

それでは、また。

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