【アーティストデート】ジュンク堂池袋本店で「頭の放し飼い」

アーティストデート
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ジュンク堂書店池袋本店で6時間

土曜日。奥さんと娘がおでかけするということで、ひさしぶりにアーティストデートをすることにしました。

アーティストデートとは

記事のとおり「週に一度、2時間くらい、完全に一人の時間を作って、何でもいいからやりたいことをやりながら、自分の心の声に耳を傾ける」活動のことで、僕の場合、知らない街をブラブラしてみるというパターンが一番多く、変わったところでは古墳に行ってみたりしました。

で、今回は大型書店。

お店は大型書店のジュンク堂池袋本店。6時間もいました。たぶんそんなに長いこと1つの書店にいたのは生まれて初めてです。でも僕と同じくらい(か、それ以上に)まったりしている人はたくさんいたので、世の中的には珍しい事じゃないのかもですが。

なかなか楽しかったので、自分の備忘かたがたレポートします。

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とにかくブラブラと、本の海にダイブする感じで

駅から近くはないですが、行くだけの甲斐があるくらいデカいですw 建物全体がジュンク堂さんですが、行ったフロアは下記の通りです。

  • 1階:雑誌・最新刊・レジカウンター(すごい横に長い)
  • 2階:地図・実用書(趣味、暮らし、旅行)
  • 3階:文芸(文学)・新書・文庫
  • 4階:人文(歴史、宗教、哲学、心理) ※カフェ併設フロア
  • 5階:社会(経済、ビジネス)

1階はほぼレジ。建物の形的にしかたないのかもしれませんが、すこし窮屈な印象です。大型書店の魅力の1つに入店時に感じる壮大感があると思っているのでここはちょっと残念でしたね。また、最新刊コーナーでは「孤独」「一人」をテーマにした本を集めていました。いま熱いテーマなんですかね。アーティストデート(一人の活動)中だったので、セレンディピティですね。

2階。趣味のフロアでお目当てだった太平洋戦争関連のムックを見つけます。「ミリタリー」というくくりで、左隣は軍事マニア向けの軍服や兵器の本、右隣には「艦隊これくしょん」など萌え系の本というなかなかコアな雰囲気のコーナーでした。ここでしばらく時間を使いました。

3階。文芸系は普段の本屋さん寄り道で定期的にチェックできているので華麗にスルーです。

4階。歴史コーナーでも少し太平洋戦争本を見ます。ちょっと難しい本が多かったので、今日買うのはムックでいいなと判断しました。こういう「買わなくてもいい本」を確認できるのも、大型書店の魅力と言えそうです。あと、哲学や心理のコーナーでも普段お見かけしない本がいっぱいありました。

5階ではCMS関連本コーナーで、ウェブサービス運営関連やWordpress関連の本をチェックしました。4階と5階ではイスに座りながらゆっくり本をチェックできました。イスはそれほど多く設置されていませんが、しばらくするとどこかに空きができるくらいにはローテーションしていました。

そんな感じでとにかくブラブラしていれば、欲しい本に出会えるのが大型書店の魅力です。本の海にダイブして海底に眠る宝物を見つける感じですね。いやー楽しかったです。

以下、買った本、気になった本です。

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買った本リスト

大きな地図で読み解く 太平洋戦争のすべて (別冊宝島 2211)

映画「永遠の0」観賞後、僕と奥さんの間で太平洋戦争に関する話題をすることが増え、全然知らないことが多いことに気づいたのでこちらのムックを購入しました。タイミング的に8月はこの戦争について考えることも増える時期なこともありました。地図や図解が非常にわかりやすく、「開戦前の東アジアの状況」「絶対国防圏」「大日本帝国の最大版図」など気になっていたことがイメージとして理解できそうです。

※「永遠の0」関連記事

マンガでわかるシリーズvol.1 「太平洋戦争」 (SAN-EI MOOK マンガでわかるシリーズ Vol. 1)

前述と同じようなムックですが、こちらはマンガによる解説が挿入されたものです。僕以上に戦争知識がない奥さんもイメージが湧きやすいかなと思い、購入しました。マンガは、絵そのものはうまくないですが、各国首脳や将校の感情描写、地図上を使った戦況の描写、使われた兵器の描写などがわかりやすく、補足資料として最適です。

グループ・ダイナミックス入門―組織と地域を変える実践学 (世界思想ゼミナール)

仕事の関係で最近興味をもっている分野「集団力学」に関する本。「入門」とありますが、「現前する」「身体」「事物」といった定義や、集合体の性質(集合性)を「かや(蚊帳)」と表現するなど切り口が独特です。一見取っつきにくそうですが、意外にもユーモラスな語り口や、一本筋の通ったわかりやすい解説が「グループ・ダイナミックス」への理解を深めてくれそうです。

わかっちゃった人たち 悟りについて普通の7人が語ったこと

禅、ヨガ、瞑想などを続けてきた、少しだけ変わっているけれど、高名な宗教家とかではない「普通の人たち」が「悟り」を開いちゃったときの感想を素直に書きつづった記録。軽いタイトルもいい感じですが、内容も肩の力が抜けていていい感じです。僕自身が「普通の人」として体得していることを、いつか書きつづるときのヒントになるかなと思って購入しました。

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気になった(けど買ってない)本リスト

弓と禅

スティーブ・ジョブズの座右の書、みたいな帯がついてました。日本に滞在していたドイツ人哲学者による弓道修行の本。弓を引き、矢を射ながら体得していった感覚を「禅」になぞらえて記録されています。ページ数はそれほどないので2時間くらいで読み切れそうでした。

プロ・ブロガーの必ず結果が出るアクセスアップテクニック100

ブログ運営術の本。コグレマサトさん、するぷさんという著名ブロガー2人の共著で「必ず結果が出るブログ運営テクニック100 プロ・ブロガーが教える“俺メディア”の極意」に続く第二弾(という位置付けでしょうか)。前作同様、すぐ使えるコツが満載でした。

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大型書店でアーティストデートを敢行するメリット

今回、初めて大型書店でのアーティストデートをしてみたわけですが、なかなかおもしろかったです。

一番のメリットは、誰にも邪魔されず本を物色しまくれることで、普段本屋さんに寄るレベルでは手に取らない本もチェックすることができて、「よーし、いま気になっている本はだいたいチェックしたぞー」という安心感を得ることができます。

また、好きなだけ「頭の放し飼い」ができる点も魅力的です。書架の間をゆったり歩き、膨大な数の表紙やタイトルを眺めながら、ときどき手にとってその内容に深く入ったあとは、また本を置いて表紙とタイトルの世界に戻る、を繰り返すことで、思考の振れ幅がどんどん広がっていき、頭の中はまるで公園に放した犬のように自由に、気になったものを追いかけさせてあげている感じになります。

大型書店でアーティストデートを楽しむための条件は以下2点くらいでしょうか。

  • 品ぞろえが豊富な大型書店であること
  • ときどき座れる場所があること(イスがある、カフェが併設されている、など)

街をブラブラするのとちがって退屈になっちゃうかな?と危惧していましたが、完全に杞憂に終わりました。頭の放し飼い、大変オススメです。

 

それでは、また。

 

 

 

 

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