【映画】「永遠の0」 井上真央さん演じる 「松乃」 が可憐すぎる件

【映画】「永遠の0」 井上真央さん演じる 「松乃」 が可憐すぎる件

映画 「永遠の0」で 井上真央さん演じる 「松乃」 が可憐すぎる件についてまとめました。

映画「永遠の0」を観た・・

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映画「永遠の0」のレンタルが始まっていたので借りて観ました。

言わずもがなの大ヒット作なのでご覧になった人も多いでしょう。僕も原作はだいぶ前に読んでいて、映画の出来がずっと気になっていました。にも関わらずタイミングを逸して劇場に行けずじまい。無念です。

ブログをやっているからにはこういった情報を鮮度高く発信できる男になりたい。そう切に願っておるわけでございますが、なかなかどうしていつまでたっても未熟者でございます。

さて。期待に胸をふくらませて鑑賞した本作でございますが、結論としてはとてもよい出来でした。脚本・キャスティング・映像・音楽などなど、あらゆる面で原作ファンを納得させる映画化がされているんじゃないかと思います。

いたく感激しましたので、さっそく感想を書こうと思ったのですが、戦争や特攻について、また本作の出来栄えについて真面目に語りたいという気持ちがある一方で、俳優陣の素晴らしさ、特に井上真央さんが可愛すぎる件について、同じくらい大真面目に語りたいという気持ちがあり、どうまとめればいいかわからなくなってしまいました。

これは同時に語っちゃあかんな、と判断しましたので、まずは「井上真央さんの超絶なまでの可憐さ」から語ることにしました。

※本題の方は別記事で書きました。
【映画】「永遠の0」感想 ‐零戦と宮部久蔵が教えてくれたこと

井上真央さんが可憐すぎて一気にファンになった

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井上真央さん演じる松乃は、主人公の零戦パイロット・宮部久蔵(岡田准一)の妻。夫の帰りを信じて待っていた彼女に届いたのは、久蔵の特攻による訃報。その後、戦後の混乱を女手一つで娘を育てながら、必死に生き抜いていく女性です。

松乃は宮部が「生きて帰還する」ための目的そのものであり、死してなお守り抜こうとする存在です。原作でもとても重要な存在ですが、映画ではさらにその存在感を強めた役どころとして設定されている印象でした。

宮部を想い続ける一途さや、苦しいときも真っ直ぐ生き抜こうとする芯の強さ、そしてときどき見せる素直な弱さ。「可憐」という表現がぴったりのとても素晴らしい女性像を、井上真央さんは確かな演技力で演じ切っていました。

本作を観終わるまでの間に、すっかりファンになってしまうことウケアイです。

なぜここまで魅かれてしまうか考えてみた

井上真央さんはこれまでもいろいろな作品で見てきたのに、なぜ「永遠の0」でやられてしまったのか。ちゃんと考えてみることにしました。

結論として、松乃という女性が紆余曲折の人生を送る過程で観客は様々な彼女の表情を見ることになり、通常の役柄よりもより正確により重層的に、人格や考え方を理解することができ、感情移入できたからではないかと思いました。

具体的にシーンを追っていきましょう。

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写真は松乃の初登場シーンです。空母「赤城」が横浜に入稿した際、一時帰宅した久蔵とひと時を過ごします。

我が家に帰り着いた久蔵を、不審者と間違えて箒で追い払おうとする松乃。健気な性格がよく表れた場面です。その後、生まれて間もない清子を初めて抱き上げる久蔵を眺める彼女は普通の幸せな女性そのものです。

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次のシーン。翌朝、つかの間の団らんを終えて、早くも戦地に発つ久蔵を見送る松乃。「どうか御無事で」と言ったあとに久蔵の袖を引いて涙します。

そんな妻に久蔵は「たとえ死んでも帰ってきます。生まれ変わっても帰ってきます」と告げるも、結果的にはこれが今生の別れとなります。この場面で松乃はゼロ戦パイロットの妻としての覚悟と同時に、戦時中とはいえ決して整理をつけられない感情をあらわにします。

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時は経ち、戦後の大阪のバラックで清子と極貧生活を過ごす松乃。戦地で受けた久蔵の恩に報いるため、何度も東京から通いつめる大石との対話シーンです。彼から生活援助の申し出を再三再四受けるものの、松乃は気丈に拒み続けます。この毅然とした態度が彼女の芯の強さ、清廉潔白さをよく表していました。

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真摯な態度で好意を寄せ続けてくれる大石に心を開いていく松乃。ある晩、彼の正直な愛の告白を受けて、自分の気持ちに気づきます。と同時に、久蔵が言った「生まれ変わっても帰ってきます」という最期の言葉が、大石のことを言っているのだと気づくことになります。

「あの人は約束を守ったんです」という言葉で、大石の愛に応える決心をする松乃。もう一度、普通の幸せな女性になっていくことを予見させる最後の登場シーンとなりました。

その後は本人の登場こそないものの、大石の口から穏やかに暮らし続けたこと、その間も久蔵のことを忘れることがなかったことなどが語られて、彼女がその清らかな人格のまま人生を過ごしていったことを知ることになります。

「永遠の0」は、宮部久蔵がどんな男だったのかを探っていく過程で、太平洋戦争がどんな戦いだったのかを紐解いていくストーリーですが、もう一人忘れてはならないのが、この松乃という女性がどういう女性だったかを紐解いていく物語だということです。

「私たちだけが特別なんじゃない。あの時代、誰もがそれぞれのドラマをもっていたんだ」というようなセリフ(うろ覚えですが・・)が出てきます。どの時代にあっても今の時代と同じように、誰もが1人の人間としての感情、希望、愛をもって人生を生きていた。そうした当然のことを松乃という女性像から学ぶことができます。

素晴らしい役者さんがたくさん出ている作品ですが、中でもこれだけいろいろな表情を見せる松乃という女性を、これだけ魅力的に演じ切った井上真央さんは本当にすごいと思いました。

彼女にしかこの松乃は表現できなかっただろう、と思うと同時に、松乃という役が彼女を女優として一段引き上げたような気もします。こうした奇跡のキャスティングは観客としても嬉しいですし、仕事ってこうした出会いが重要だよなぁと思ったりしました。(最近では「アナと雪の女王」の松たか子さん、神田沙也加さんにも同じことを感じました)

冒頭、本題の作品そのものへの感想は別記事で、と書きましたが、もしかしたら僕にとっての本題はこっちなんじゃないかと思うくらい熱く(暑苦しく?)語ってしまいました。失礼しました。

 

それでは、また。

 

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