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「ずっとやりたかったことを、やりなさい。」とは。
今日は僕の座右の書(の1つ)、「ずっとやりたかったことを、やりなさい。」(原題:The Artist’s Way)をご紹介します。
「いつか絶対読んでもらいたい」と言えるほど、心からおすすめできる本です。僕は大げさではなくこの本で人生が変わりました。
この本のテーマを一言でいえば「失われた創造性を取り戻そう」です。
人は皆生まれ持ってのアーティストだ、だけど僕たちはそれを忘れてしまっている、だから眠っている創造力をよみがえらせるために必要な行動を起こせ、と説いています。
具体的な方法だけでなく、12週間にわたる「ワーク」が示されます。1週間ごとに宿題が出され、できたかどうかふり返りをするという内容のプログラムになっています。
そもそも自己啓発というのは実践して初めて意味があるものですが、本書は実践することを前提に書かれているところが面白く、かつ効果的です。
提案される2つの基本ツール
本書では「創造性の回復」のために2つの基本ツールが提案されます。
モーニング・ページ
1つは「モーニングページ」です。これは毎朝3ページ分、ノートに考えていることをそのまま書き出す、というワークです。
他人にも見せないし、自分も一定期間が過ぎるまでは見返すこともしない、ひたすら「脳の排水」をするだけの行為です。
最初は「なんだこれ」って感じになりますが、とにかく続けていると数日後には何かしら効果が表れると思います。
僕の場合は、自分に素直になれるようになり、課題解決力が上がり、発想が広がる、などの効果がありました。( ⇒ 詳細はこちらの記事)
アーティスト・デート
もう1つは「アーティストデート」です。こちらは週に2時間程度、完全に1人の時間を作って好きなことをする、というワークです。
街をブラブラしてもいいし、本屋さんに入り浸ってもいいし、古墳に行ってもいいと思います。って全部僕がやったことですけど。
- ( ⇒ 街をブラブラした記事)
- ( ⇒ 本屋さんに入り浸った記事)
- ( ⇒ 古墳に行った記事)
効果は、会社のことも家のことも忘れて、1個の生命体になれる、日常から一歩引いて俯瞰した解決策が思い浮かぶ、創作意欲がフツフツと湧いてくる、などがあります。
やることは、自分の中の創造力と話をする時間になるならば、何をしてもいいということで、「モーニング・ページ」同様、手間もお金もかからない、誰にでも始められるワークになっています。
その後の12週間のプログラム
「モーニングページ」と「アーティストデート」というベースの活動をしながら、1週間を1セットにしたプログラムが提案されます。
中身としては、
という内容になっていて、12週間を通して「創造性の大切さ」「創造性を発揮していない現状」「創造性が発揮されてくる実感」を感じられるように巧に構成されています。
具体的には
- 肯定的な言葉で、自分が創造的になっていいという安心感を得る
- やって楽しいことなど、自分が本質的に求めていることを知る
- 怒りやシンクロニシティを活かし、羞恥心を捨てる
といった内容に取り組んでいきます。
感想(こんな人におすすめ)
和訳された題名は賛否両論ありますが、少し長いことを除けば(ブロガー泣かせw)僕は好きです。原題の「The Artist’s Way」の方が内容をよく表しているとは思いますが、親しみやすさも大事だと思います。
少しスピリチュアルな表現や翻訳の関係で少しニュアンスが分かりづらい部分なんかもあってそこが苦手な人も出てしまいそうですが、「創造性の回復」という難しいテーマに具体的に取り組むアクションが提示された良書です。
「自分にはまだ発揮しきれていない創造性が隠れている」と思える人や、実践系のワークを「まずはやってみよう」と取り組める人ならば、僕と同じようにきっと「人生を変える一冊」になることと思います。
まとめ
僕は本書を行きつけの本屋さんでたまたま見かけて買いました。
表紙を見ただけで「あ、これたぶんすごい本だ」と直感したのを憶えています。(これもシンクロニシティでしょうか)
で、少しパラパラとめくっただけで、そのときの自分がまさに求めていた内容だったので即購入することにしました。
実はその直後、半分も読んでないのに一度電車の中に忘れてしまったのですが、すぐ買い直しました。やはり、人生を通した座右の書になることがわかっていたので全然惜しくありませんでした。
この本を読んだことにより、自己啓発力が向上し、仕事・家庭での課題解決において多くのヒントをもらえ、ブログという新たな趣味も始めることができました。
創造性を回復する、ということは本来の自分を取り戻し、本来の夢を取り戻すことなんだといまはよくわかります。この本に出会えたことを感謝しています。
それでは、また。
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