こんにちは、こっきです。
趣味の「自己啓発」をテーマにこのブログ「自分ハック」を運営しています。
「自己啓発」は一種の流行のようになっているテーマで、本屋さんに行くと必ず専門のコーナーがあり、日々新刊が出されています。
でも、そもそも「自己啓発」とは何でしょう。
このページではその意味や、取り組む意義、おすすめの本や実践方法についてご紹介します。
「自己啓発」の意味と意義
自己啓発の意味
自己啓発の意味についてWikipediaではこう説明されています。
自己啓発(じこけいはつ)とは、自己を人間としてより高い段階へ上昇させようとする行為である。「より高い能力」、「より大きい成功」、「より充実した生き方」、「より優れた人格」などの獲得を目指す。
–Wikipediaより
シンプルに表現すれば自己啓発とは「自己研鑽によって良い人生を手に入れる行動」のことです。
ここで理解しておきたいのは、自己啓発の「目的」と「手段」です。
自己啓発の「目的」は、テクニックやスキルアップといった表面的な改善ではなく「よいよい生き方」「よいよい人格」といった人生そのものの改善です。
また、自己啓発の「手段」は、マインドチェンジや精神論ではなく(それも含みますが)、最終的に「行為」「行動」まで伴います。
逆をいえばテクニックだけで終わるもの、マインドチェンジの範囲に限られる取り組みは、自己啓発には当たりません。
自己啓発の意義
次に自己啓発に取り組む「意義」についてです。
自己啓発に取り組む意義は大きく3点あると考えます。
まずは、「自分という最もレバレッジが利く投資先に注力する取り組み」である点です。人生に変化を生み出すために最少労力で最大効果を発揮する「てこ」になるものは自分自身なので、自己啓発は良い人生を目指す人にとって最優先テーマになるということです。
次に、「自分だけでなく、他者との関係性も改善する取り組み」である点です。人間関係は、人生を良いものにするうえで避けて通れないテーマであり、そこで起こることのほとんどは自分を変えることで最適化がはかれます。自己啓発は自分自身と同時に他者との関係性にも働きかけることになります。
最後に、「誰よりも自分になるための活動」である点も挙げたいと思います。「変える・改善する」といっても、自分はどこまでいっても自分です。でも誰にとっても「最良の自分」「最高の自分」があるはずで、その自分こそ「本当の自分」です。自己啓発は他の誰でもない、その人自身を突き詰める活動だといえます。
「自己啓発」の内容と基本的な進め方
自己啓発をひも解くうえで理解しておきたいことをいくつかお伝えします。
自己啓発を構成する5つの要素
自己啓発は「テクニックやスキルアップといった表面的な改善ではない」といいましたが、では具体的に取り組むべきことは何でしょうか。
実は多くの自己啓発書に書いてあることは、ほとんど以下の5つの要素に集約できてしまいます。
- 「原理原則」(不変・普遍の共通ルール)
- 「習慣」(成功するために必要となる基本動作)
- 「自分の現在状態」(常に把握すべき現在地)
- 「自分が目指すべき理想の状態」(常に目指すべきゴール)
- 「差分を埋める行動」(日々日常の中での実践)
この内容を細かく分解したり、表現を変えたり、それを組み合わせたりしながら、多くの自己啓発書は構成されています。
自己啓発の6つのステップ
自己啓発は「マインドチェンジや精神論ではなく、行為・行動まで伴う」といいましたが、上記5つの要素について6つのステップで取り組んでいきます、
- 本などで「原理原則」や「習慣」などの基本を理解する
- 取り組めそうな「習慣」から、日常の中で実践してみる
- 実践の中で「自分の現在状態」を知る
- 良きタイミングで時間をとって「目指すべき理想の状態」について考えてみる
- 「習慣」の中でも特に「差分を埋める行動」にフォーカスを当てて取り組む
- 1.~5.を繰り返す
おすすめの自己啓発書ベスト5
世の中に「自己啓発書」と呼ばれるものはゴマンとありますが、僕が心からおすすめするのは以下5冊です。
ぶっちゃけ、これだけ読んでおけば他の自己啓発書を読む必要はなくなってしまうくらい、自分という武器を最大限に活かす方法がすべて網羅されている5冊です。
「7つの習慣」
もはや説明不要の世界的ベストセラーで、体系的にまとめられた習慣的行動を守れば、誰でも成功できると説いた画期的な書です。
「原理原則」「習慣」について、シンプルに説明されていて、どの章も読めばすぐに腹落ちできる内容ですが、日々実践し続けることの難しさよ。
自己啓発の基本中の基本を学ぶためには是非一度手にとってもらいたい不朽の名著です。
「アルケミスト」
こちらも世界的なベストセラーになっている小説仕立ての書籍です。
エジプトのピラミッドを目指す少年の物語を読んでいくことで、「原理原則」と「目指すべき理想の状態」についての理解を深めていけるようになっています。
本書は名言が溢れまくっていて、「ここいいな!」と思ったところに赤線を引いていったら、ほぼ全ページに引くことになってしましました。
「ずっとやりたかったことを、やりなさい。」
こちらもわりと有名な本ですね。
「モーニングページ」と「アーティストデート」というワークを12週間続けることで、自分の中にある「創造性」を解放できる、というすごい本です。
本書を読んでワークに取り組むことで、「自分の現在状態」の把握、自分の「目指すべき理想の状態」の決定、現在と理想の「差分を埋める行動」の理解と実践を実現することができます。
「嫌われる勇気」(アドラー心理学)
一大ブームとなった「アドラー心理学」の本で、特に人間関係についての悩み解消という角度からの「原理原則」と「習慣」について語られています。
「すべての行動には目的がある」「承認欲求は否定せよ」など、独自の切り口で生き方、人との関わり方のヒントを提供してくれます。
「さあ、才能に目覚めよう(ストレングス・ファインダー)」
米Gallup社開発が開発した「ストレングス・ファインダー」についての本で、人間の強みを定義する34の資質を可視化し、発揮することの重要性について説いています。
ウェブテストで自身の上位5番目までの資質を明らかにするためのコードが付いていて、非常に実践的な内容になっています。
本書は「自分の現在状態」の把握と、「差分を埋める行動」のヒントをくれます。
自己啓発は「21世紀を生きるためのOS」になる
人がより良く生きていくためには原理原則があり、万国共通の取るべき行動があります。
また、21世紀はこれまで以上に学び続ける人だけが活躍する世界になっていくと思っています。
効果的に学び続けるためには、自分の目的地を知り、自分の現在地を知り、その差分を埋める方法を知る必要があります。
僕は、それらすべての要素を照らしてくれるのが「自己啓発」だと考えています。
座右の書「7つの習慣」の新版の帯に「人生のOS(基本ソフト)」と書かれていて、とても良い表現だなと思いました。
「自己啓発」もまた「21世紀を生きるためのOS」と言って差し支えないと思っています。
それでは、また。
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