仕事がうまくいったり、いかなかったり。恋愛がうまくいったり、いかなかったり。家族とうまくやれたり、やれなかったり。いつだって僕らは結果を選ぶことはできない。良い結果を目指して努力することができるだけだ。
わかっていても結果に一喜一憂するのが人間だ。「うまくいったーいえーい!」と思ったり、「だめだーもう死ぬ―」と思ったり。まーいそがしい笑。
でも重要なことは、うまくいってもうまくいかなくても、どちらも楽しむことだと思う。結果がどちらに転んでもオッケーとするその作戦を僕は「両面(リャンメン)待ち」と呼んでいる。
両面(リャンメン)待ちとは
麻雀の基本は「両面待ち」といわれるように、両面で待つ形をつくっていくことで完成までのスピードが早くなるんじゃな。
ちなみに両面待ちとは
と持って–を待ったり、と持って–を待つような、両サイドの牌を待つような待ち方をいう。
–初心者のための麻雀講座 より
別に麻雀好きじゃないけど、この「両面(リャンメン)待ち」って言葉が好きなだけだけど。厳密な意味では使い方がちょっとおかしい気もするけど。まあ、気にしない気にしない。
僕の心は常に両面待ち。うまくいっても、いかなくても、その先で起こることを良い経験として受け入れて、人生というエンターテインメントの題材ととらえて、スーパーポジティブに楽しんじゃう。
実際、振り返ってみても、その考え方が間違っていないことがたくさんある。
高校時代に軽い対人恐怖症みたいになってしまったけれど、その反動で大学時代に誰よりも友人を大切にし、協調性あるキャラクターを貫いたのち、社会人になってからも営業職を選ぶことで、コミュニケーションを一番の得意領域にすることができた。
苦手な仕事をやらざるを得なくなったけれど、それをなんとかやりきっている間に、自分の中に今までなかったスキルがたまっていき、かつ本当にやりたいこと、本当に得意なことをもっとしたいという思いが湧いてきて、実際時期が来ると好きで特異な仕事を手に入れることができた。
人生は両面待ち。そう考えておくことで、何が起こっても怖くない自分ができあがる。いや、むしろ何か困ったことが起こらないかなと、そっちの方向にワクワク感がいってしまうことがあるくらい、怖いもの知らずになってくる。
でもそれで正解なんだと思う。僕の座右の書「アルケミスト」にはこうある。
「ほとんどの人は、世界を恐ろしい場所だと思っています。そして、そう思うことによって、世界は本当に恐ろしい場所に変わってしまうのです」
そう、恐ろしいと思うから人生は恐ろしくなる。逆をいえば、何も恐ろしいことなんてないと思えば、楽しい人生が広がっている。
それでは、また。
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