【映画】「レ・ミゼラブル」から学ぶ「愛と神の関係性」

映画から学ぶ
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観たぞー「レ・ミゼラブル」!(いまさらだけど)

こういう超大作ものはいつも観るぞ観るぞと思ってはあきらめるを繰り返してきていましたが、今回は観ました。よかった!(まずは観られたことがw)

感想を、ややネタバレ気味に書きます。

 

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映画「レ・ミゼラブル」について

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公式サイトより http://www.lesmiserables-movie.jp/

あらすじ

1815年、ジャン・バルジャン(ヒュー・ジャックマン)は、19年も刑務所にいたが仮釈放されることに。老司教の銀食器を盗むが、司教の慈悲に触れ改心する。1823年、工場主として成功を収め市長になった彼は、以前自分の工場で働いていて、娘を養うため極貧生活を送るファンテーヌ(アン・ハサウェイ)と知り合い、幼い娘の面倒を見ると約束。そんなある日、バルジャン逮捕の知らせを耳にした彼は、法廷で自分の正体を明かし再び追われることになってしまい……。

文豪ヴィクトル・ユーゴーの小説を基に、世界各国でロングラン上演されてきたミュージカルを映画化。『英国王のスピーチ』でオスカーを受賞したトム・フーパーが監督を務め、貧しさからパンを盗み19年も投獄された男ジャン・バルジャンの波乱に満ちた生涯を描く。

 -Yahoo!映画より

映画「レ・ミゼラブル」公式サイト

レ・ミゼラブル (2012年の映画)(wikipedia)

 

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キャストが皆よかった!

主演ヒュー・ジャックマンは、もともと好きな俳優さんですが、本作でますますファンになりました。囚人から高貴な人まで演じ切る力量と、善良な人柄をにおわせる優しいまなざしを兼ね備え、ジャン・バルジャンはまさにハマり役でした。

ラッセル・クロウは、安定の存在感でしたね。歌も上手いんですね、ちょっと意外でした。ただ「法こそすべて」という自らのポリシーの間違いを認めたことから、自殺してしまうオチはさびしかったな。まあ、それは彼のせいではないですがw

アン・ハサウェイ。子を守るために娼婦に身をやつす、過酷な役どころでした。身体を売った悲しみに打ちひしがれて数分間にわたり歌い上げるシーンは圧巻。さすがはアカデミー助演女優賞受賞も納得の迫力でした。でも個人的には「ダークナイト・ライジング」のキャットウーマンみたいに、健康美人さんとして観ていたい人ですね。

アマンダ・セイフライド。コゼット役のこの人可愛かった~!人生の中で一番輝いている時期をこの映画で迎えたんだろうなという感じの可憐さで、マリウスが遠くから見かけただけで一目ぼれするのもうなづけます。ちょっとタイタニックの時の(つまり絶頂期の)ケイト・ウィンスレットを彷彿とさせる雰囲気。「マンマ・ミーア!」にも出てるということで、そっちも観たくなっちゃっいました。

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でも何気に重要な存在だったのがこの子。コゼットの少女時代を演じたイザベル・アレンちゃん。この有名な原作の絵のイメージそっくりです。初登場シーンで「あっ!あの有名な子だ」って声を出して驚いちゃいました。

 

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ミュージカルなのもよかった!

もともとミュージカルで成功したものを映画化しているので、当たり前ですが、それだけの理由ではないと思いました。悲惨なシーンが続く場面や登場人物それぞれの感情が複雑に入り乱れる場面では、ミュージカルであることで1つの流れとしてスムーズに感情移入することができました。

とくに感心したのは革命前夜のシーン。主要登場人物の思いが、交錯しながらも歴史が動くエネルギーの渦に飲みこまれていく躍動感が、ミュージカル映画であることで表現しきれていたと思います。

 

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この作品が言いたかったこと

記事タイトルにした「誰かを愛することは、神のそばにいること」という言葉。ラストシーンでジャン・バルジャンが神に歌い上げるものですが、この言葉こそ、この映画で一番いいたいことなのではと思います。

キリスト教的なこの隣人愛の考え方は、冒頭、神父からジャン・バルジャンに示されたのち、ジャン・バルジャンからファンテーヌ、コゼット、マリウス、ジャベールへと伝わっていくことで彼らの運命をあるべき姿に変えていきます。

ここには宗教の枠を超えて、「見返りを求めることなく、人を愛する気持ちを行動にうつすことこそが、正しく生きていく道だ」という普遍的なメッセージがこめられていて、観るものの心を打ちます。

 

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最後に余談ですが

うちの奥さん、外国人の名前を適当にしかおぼえられないんですが、横で「ジャミールも悩んでるのね」とか「ジャンバラヤはどうなっちゃうのかしら!?」とか言ってるのを、ツッコミながら観るのはなかなか大変でした。

 

それでは、また。

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