男7人で「大人の修学旅行」に行ってきた
3月19日(土)・20日(日)の二日間、京都旅行に行ってきました。
20年来の付き合いの前職先輩たちほか仲間計6人と、自分を含め全員40代の男ばかり合計7人での1泊2日の古都めぐり。
先輩のうちの一人が家業の画材屋さんを継ぐために京都に戻ったので「じゃあ仲間で京都に押しかけますか」というノリで決まった企画。
構想開始から1年。仙台から1人、関東から4人、奈良から1人、京都1人。関西の先輩たちが車を2台出してくれたので、ドライブがてらの「大人の修学旅行」。
春分の日を含む三連休の週末だったので、どこも混んでましたが、結論から言えば「超たのしかった」のでご報告です。
「男の京都」はベタに行く!観光スポット5選
行く前からLINEで連絡を取り合っていたものの、観光する場所を決めたのは京都に行ってからでした。
京都は今回が初めてという人もいたので「ベタ」に行くことになり、観光スポットは以下5つを回ることになりました。
慈照寺(銀閣寺)
京都と言えば「金閣」「銀閣」は外せないでしょう!そこに理由はいりません。京都と言えば「金閣」「銀閣」。
・・ということで、まずは「銀閣」に。
本当の名前は「慈照寺(じしょうじ)」。でも門前の石柱にも「慈照寺(銀閣寺)」って書いてあるくらいだからもう「銀閣寺」でいいような気もする。
そもそも石柱に「( )」とか付けて書いてあるのもなんかウケます。
「足利義なんとかが作ったんだよね」「たしかお金がなくなっちゃったから金はおろか銀も貼れなかったんだよね」と怪しい知識を披露し合いながら散策する。
今回行って気づいたんですが銀閣寺って苔(こけ)が美しいんですね。この後回ったどの有名スポットよりも美しかったです。写真もいっぱい撮っちゃいました。
うーむ素晴らしい。なんか高級な抹茶みたいで美味しそうですらある。
個人的には金閣よりも銀閣が好きかなー。ただの判官贔屓(ほうがんびいき)という気もしますが。
鹿苑寺(金閣寺)
京都と言えば「金閣」「銀閣」は外せない。そこに理由はいらない。ということで、次は「金閣」に。
こちらも正式名称があって「鹿苑寺(ろくおんじ)」と言います。名前に鹿なんて入ってるけれど鹿はいません。奈良公園とは違うわけですね。
さすがに京都の顔といえる一大観光スポットだけに混んでましたね。日本人も外国人もワサワサいました。どこかの銀閣とはワケが違います。(なぜディスる)
皆してこぞって池の手前から「おー!」とか「Oh-!」とか言いながら写真を撮っています。負けずに僕らも撮る。
こちらでも「足利義なんとかが建てたよね」「なんか一度燃えたよね」と中身のない会話をしながら境内をめぐる。
金閣寺を見終わって思ったのは「金ってイイ!」ということ。なんか、圧倒的なんですよね、金って。説明を必要としないというか。
「どうだ、金だぞ!すげーだろ!」「ハイ!すごいです!」という感じですね。(どんな感じだ・・)
龍安寺
京都と言えば「龍安寺(りょうあんじ)」。というよりも「龍安寺の石庭」。これもどなた様も異論はないと思います。
石庭。いいですよね!眺めていると心が落ち着きます。
今回は男7人でワイノワイノ押しかけてしまいましたが、本当は一人もしくは二人くらいで訪れるのに最適な場所なんだろうなと思いました。
子どもを連れて行っても落ち着かないでしょうし。龍安寺の石庭はなかなかお客さんを(というより参拝する際のフォーメーションを)選びます。
考えてみると、そもそも京都が本当に「大人な旅行先」なんだなぁとあらためて感じさせられる場所ですよね。
さて石庭に話を戻しますと、パンフレットによれば「作者も意図も不明なため、庭の意味は見る人の心に委ねられている」とのこと。うーむ、神秘的。
ほんの束の間ですが、せっかくなので庭に向かって自分の心と対峙して見ました。すると「そわそわ」と「わくわく」が同居している気持ちになりました。
4月から僕を待っている新しい仕事に思いが行っているのだと思いました。(ちょっとやることが変わることになりそうなのです。それはまた別記事で)
石庭がこんな風に「今の自分」を映し出す場所なら、訪れる度に違う表情が見られるお庭なのかも知れません。これはまた来たい。
ちなみに「りゅうあんじ」「りゅうあんじ」と連発している先輩が一人いたので、そこはきちんとツッコミを入れておきました。
嵐山・渡月橋
「初めての人は嵐山も行かないとダメでしょ」という一言で決まった行き先。
関西では「ちょっと仲良くなった女の子と、本当に仲良くなるために行くデートスポット」として有名です。(ほんまかい)
このタイミングで京都の先輩は一度お店に戻ることになり、車が一台になりました。
そのため京都が初めての人たちに先に車で向かってもらい、嵐山経験済みの僕ともう一人の先輩はバスでボチボチ行くことになりました。
ボチボチ行っている間に先行した車組が観光を終えてしまい、僕たちバス組が着く頃には次の目的地、苔寺(こけでら)に向かうことになったので、結局素通り。
写真が青っぽいのは素通りするバスの窓越しに撮った渡月橋だからです。
バスから見えるこの界隈は割と混んでました。そして皆なんだかノンビリ楽しそうでした。以上、渡月橋のレポートでした。(テキトーや)
華厳寺(鈴虫寺)
銀閣寺で苔の美しさに魅せられた我々は「苔で有名な苔寺(正式名称は西芳寺)に行こう」と盛り上がったのですが、残念ながら事前予約制とのこと。
しょうがないからすぐ近くの「鈴虫寺」に行くことになったのですが、ここがすごいお寺だった。
300人ずつくらい入れ替え制で説法を聞く参拝スタイルを取っているとのことで、門前は行列でした。
何でも1つだけお願い事を叶えてくれる草鞋(わらじ)を履いたお地蔵さんと、かわいい黄色いお守りが有名で、女性を中心とした観光客に人気のお寺です。
小一時間(おそらく2回転分)待ってようやく入ると、お茶とお茶菓子が置かれた大広間に通されます。
広間の前の方には虫カゴが並んでいて、すごい量の鈴虫が入っていて「リリーン、リリリーン」と鳴いています。
そこで30分くらい説法を聞くのですが、とても良い話だったのでこれはこれで別記事にしました(↓)。先輩たちも楽しんでましたね。
お守りは奥さんの分と自分の分2つ買って、草鞋のお地蔵さんにも2人分お願い事をしました。
鈴虫寺。予想外に大満足の訪問先となりました。人気ラーメン屋(苔寺)のそばの普通のラーメン屋扱いしてすみませんでした。(そんな扱いしてたんや)
何歳になっても「大人の修学旅行」に出かけよう
とりいそぎ1泊2日で回った主要な観光スポットをご紹介しましたが、いかがですか。ベタすぎたでしょうか。
でも久しぶりのメンバーで盛り上がる「大人の修学旅行」ならば、ベタベタなくらいベタな観光スポットの方が楽しいと思います。
特に男だけでいく場合は「風情」とか「わびさび」よりも「金閣すげー」っていうノリが楽しいと思います。(もちろん行く人のパーソナリティにもよりますが)
いやー何歳になっても馬鹿騒ぎできる仲間っていいもんですね。「大人の修学旅行で行く京都」とってもオススメです。
蛇足ですが観光スポットは上記の5ヶ所でしたが、前後していろいろな場所に行きました。
- 一乗寺ラーメンストリート ※初日ランチ、3店に分かれて利用
- 京佃煮舗 きゃら(茶葉の佃煮) ※お土産
- バックス画材 ※先輩の実家のお店
- 山家(やまが・居酒屋) ※初日夜の飲み会
- 壹銭洋食(いっせんようしょく・お好み焼き) ※初日二次会
- 鴨川 ※初日夜の散歩
- 先斗町 ※同上
- 国立京都国際会館 ※併設施設「ロッジ」に宿泊
- 進々堂 京大北門前店 ※二日目ランチ
- 錦市場商店街 ※二日目昼の散歩
- 四条通 ※同上
鈴虫寺の説法と同じく、ボチボチ関連記事としてアップしていこうと思います。
それでは、また。
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