※「スター・ウォーズ」についての記事ですが、私は「コアなファン」というより「普通に大好き」くらいの人間ですので、深い考察等はその筋の方にお任せします。という前提でお読みください。
2017年初映画は「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」でした。
結論から言えば「素晴らしすぎた」。もうこの一言に尽きます。
周囲から聞こえてくる前評判がとても良かったのでそもそも期待はしていました。
いわく、
「もしかしたらシリーズ最高傑作かも」
「予想に反して大迫力の戦争映画だった」
などなど。
でもどこかで「そうはいってもスピンオフでしょ」と思ってました。
でも大間違いでした。
いい意味で予想を大きく裏切る感動は、冒頭シーンから心揺さぶられるラストまで途切れることはありませんでした。
中でもデス・スターの設計者である父が主人公の娘を思う姿は特に感動的でした。
「何があってもお前を必ず守る。これからすることはすべてお前のためだ」
というセリフには特にグッときました。
- 親子の物語が軸になっている
- 地上戦と空中(宇宙)戦が同時展開
- タイファイターとXウイングの戦い
など本シリーズの他エピソードを彷彿とさせるシーンや要素が多く盛り込まれているのに、それがとても自然で好感が持てました。
(「エピソード7:フォースの覚醒」はどこか「やりすぎ感」があった気がするのです)
デス・スターの設計図を盗み出す。
結末も分かっているし、とてもシンプルな物語なのですが、それゆえラストの収束感がとても感動的でした。
(ダース・ベイダーやレイア姫が登場し、芸術的な美しさで「エピソード4:新たなる希望」の冒頭に接続されていきます)
思わず「エピソード4」でダース・ベイダーが言う名セリフが頭をよぎります。
I’ve been waiting for you, Obi-Wan.We meet again, at last.The circle is now complete.
「待っていたぞ、オビ=ワン。ついに再会した。運命の環が閉じるのだ」
-スター・ウォーズ/エピソード4「新たなる希望」より-
そう「運命の環が閉じる」んです。
初公開作品がエピソード4で、その後、5・6・1・2・3という順序で公開されていった本シリーズの魅力をよく表している一言だと思います。
「エピソード3:シスの復讐」を観終わったときにも感じた、この「環が閉じる」感覚をもう一度味わえるなんて。
そして、なんとも言えずせつないラスト。
続編があり得ない本作だけに、とても潔い終わり方になっています。
関係者一同の「スター・ウォーズ」への愛を感じるとともに、求められるゴールに向かってきちんと仕事を仕上げに行くプロフェッショナルな仕事を感じる一作。
スター・ウォーズ好きの方はもちろん、もしかしたら本作をきっかけに本シリーズに興味を持ってもらうにも良い作品なのかもしれません。
それでは、また。
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