【日常アート】「ピンクマン」と「目玉焼き」(2015年・オイルパステル)

創造性を解放する方法
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「ピンクマン」(2015年・オイルパステル・娘作)

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ウチの娘は変な趣味があって、ときどきクレヨンやペンで僕の体に色を塗りたがるのです。

たいていは手足の一部などで済むので良いですが、前回はおへその周りに顔を描かれて1週間くらい消えなくなって困りました。

そんなわけで今日も「描きたーいー」となったのですが、おへその周りの顔はいやだなと思って「手のひらならいいよ」とOKを出しました。

娘はオイルパステル(なんて画材があるんですね)のピンクを取り出し、せっせと僕の左手のひらに色を塗りたくり始めました。

その表情は真剣そのもの。まさにアーティストです。

しげしげと眺めながら、なんで人の肌に色を塗るのが楽しいんだろうと考えました。

DNAレベルで本能的に刻まれたサディスティックな欲求なのか、単純に面白いのか。

そうこうしている間にだいぶ手のひらがピンクに染まってきたので、「これはなーに?」と訊くと「ピンクマン!」と答える。

「ハートが作れるんだよ」ですって。ふーん、そうですか。なんだか素敵ね。

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「目玉焼き」(2015年・オイルパステル・僕作)

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娘が奥さんにお風呂に呼ばれて行ってしまったあと、そのオイルパステルを手に取ってみる。

12色入っていて、見た目は普通のクレヨン的なものなのですが、パッケージの説明には油彩や水彩のように色を重ねると混ざって中間色が作れると書いてあります。

興味が湧いたので僕も何か描いてみることに。

ちょうどそのとき一番混ぜたくなった、黄色、オレンジ、赤の暖色系をつかって色を混ぜていったら、目玉焼きの黄身みたいになったので、白身の部分も描いたらいい感じに目玉焼きになりました。

部分から始まって全体像ができていくこともあるのね。そして全体像ができることで、どんな部分から始めればどんな全体像に繋がるかの知見ができるという。なんのこっちゃ。

 

それでは、また。

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