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通称うんち展?「トイレ?行っトイレ!ボクのうんちと地球のみらい」企画展に行ってきた
7月から開始してだいぶ話題をさらってきた通称”うんち展”、「トイレ?行っトイレ!ボクらのうんちと地球のみらい」企画展に行ってきました。場所はお台場・日本科学未来館。
誰にとっても身近なのに、公然と語られる場面が少ない「トイレ」と「うんち」。これを徹底的に明るく楽しくタメになる展示会にしよう、という試みだそうです。
すごい楽しみにしていたので、逆に期待外れにならないか心配でしたが完全に杞憂に終わりました。実際すごく楽しめたので、その魅力の一部をレポートします。
ストーリー性あふれる展示内容に誰もが引き込まれる
本企画展の素晴らしいところはそのストーリー性の高さ。ツカミからして素晴らしいです。
エントランスすぐのところで、擬人化したトイレ「トイレの助」が嘆いています。
「みんなボクのこと、くさーい、きたなーい、って言うんだ。だからもうボク、今日からうんちを流さない!」
おお、これは大変!それに対し擬人化したうんち「ブリットくん」がお客さんに語りかけます。
「みんな、トイレのこと、うんちのこと、勉強して、そしてトイレにありがとうって言えるようになって!」
確かにトイレに感謝したことってないな。生まれてこのかた38年間。す・・すまん、トイレの助。ちゃんと勉強するよ・・と、誰もがそういう気持ちになる素晴らしい導入です。
反省したあとは、理想のうんちに関するデータを展示したコーナーや、動物のうんちを見比べるコーナーが続き、いかに食べ物や消化方法でうんちの状態が変わるか、などが学べます。
動物や人のうんちがかなりリアルな状態(というか本物なのかな?)で展示してあり、配慮の意味でというよりも、実物を見てもらいたいという気持ちから掲載を控えます。ぜひ見てください。
館内はいくつかのエリアに分かれていて、その境目ごとにドアが設けられています。そこに書いてあることがいちいち深くて、例えば「2きみはトイレで何してる?」のドアにはこんなことが書いてあります。
「一生のうち、約3年もの時間を過ごすトイレ。あなたはトイレでどんなことをしますか?そんなあなたにとって、現在のトイレは必ずしもベストな空間とはいえないのかもしれません。」
3年!? そう・・そんなに長くいるの、トイレに。いま特に何もしてないけど、何かしようかな。読書とか、壁に何か貼って憶えるとか。サラッと言ってくれてるけど、3年って長いですよね。
「トイレと下水道の歴史」みたいなところでは「道に捨てられたうんちが付かないように、ハイヒールがつくられたそうよ!」とブリットニーちゃん(擬人化されたうんちその2)が言います。
「へーへー!」となることウケアイなトリビアではあるけど、今まさにハイヒール履いている女子が見たら、なんともビミョーな気分だろうな、きっと。
そしてメインイベント。うんちの帽子をかぶってすべるトイレすべり台のコーナー。皆ここで写真撮るので、SNSなんかで流れる知人の写真なんかで見たことある人も多いと思います。
写真で見るよりも実際は大きく見えました。(なのできっとこのブログを見ている人はこの写真で見るイメージより大きいはずです)
係の女性にうんち帽子を受け取っては、どんどん滑っていきます。僕らのような親子連れはもちろん、ダンディなおじさまも、お美しい女性もこぞってうんち帽子をかぶって滑ります。
「わはは、面白いな」と思って見てましたが、だんだんこの企画の素晴らしさに気づきました。
トイレのこと、うんちのこと、どれだけ机上で勉強しても、実際に彼らの気持ちになることはできません。企画展示されている内容だけでなく、実体験としてうんちになること。それをここでは全員に味わってもらおう。そういう趣旨なんだと思います。
そこに気づいた僕は、うんち帽子を厳粛な気持ちで受け取り、かぶりました。「僕はうんちだ」そう思いながら、トイレすべり台をすべりおります。 おお、そうか、うんちよ、君はいつもこんな気持ちだったんだな!いまわかったよ!
・・・と盛り上がった後も展示は続きます。後半は真面目になってきて、テーマが「未来」「宇宙」「地球」など壮大な感じになってきます。
なかでもこのボードに書いてあった言葉が僕の胸に突き刺さりました。
「生まれてから死ぬまで、私たちは一生うんちをし続けます。」
そりゃそうだ!とはもう思わなくなっています。「僕らは一生、うんちをし続けるんだ」と。その事実を心の深いところで受け止めている自分がいます。
そして、最後のゾーン。「エピローグ:そしてトイレは歌いだす」。
何かしら?と思ったらほんとに歌ってました。
ここは本当に感動してしまいました。笑っちゃうんですけどね、感動もしちゃうんです。2番は一緒に歌っちゃうと思います。「ありがトイレ~♪」と。僕らの会は拍手まで飛び出しましたww
最初のツカミ(トイレの助の嘆き)から、途中にメインイベント(トイレすべり台)を挟みつつ、最後の大団円(トイレ歌いだす)までの流れが1つのストーリーとして構成されている、素晴らしいイベントでした。
ぜひご自身の目で行って確かめてきてください
すごい楽しかったです。非常にオススメできる企画展なので、ぜひ行って、見て、体感していただきたいと思います。家族のおでかけだけでなく、デートなんかにもオススメできる内容です。
夏休みも終わってしまうので行けなくなってしまう人も多いかもしれませんが、逆に混雑は緩和されると思いますのである意味チャンスかもしれません。
企画展終了は2014年10月5日(日)。この記事掲載からあと1ヶ月ちょっとです。
それでは、また。
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