冷しゃぶと既成概念と妻と僕

奥さんと生きていく
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※写真はしゃぶしゃぶ。冷しゃぶの画像ってないものね・・。

 

今日の我が家は冷しゃぶ。

冷しゃぶはいい。簡単だし、ビタミンがたっぷりだし、野菜(我が家の場合はレタス)もたくさん食べられるし。重宝する。そんな大好きな冷しゃぶを、今夜は僕が夕食当番として作ったそんな話。

美味しく食べている最中、奥さんが「これ水でしめた?」と訊いてきたので、「ううん、しめてない。だってしめないで豚肉のフワフワ感が残っている方が美味しいじゃない」と返す。

「え?水でしめてないの?」と奥さん。

「うん、しめないよ。だってその方がフワフワしてて美味しいじゃん」と僕。

「ああそう、じゃ今まで水でしめて出してた私の冷しゃぶはどう思っていたわけ」と奥さん。

「まあ、フワフワはしてないなって感じだったよね。カスカス・・とまではいわないけど乾いた感じで」と僕。

「あっそう」と奥さん。ちょっとムカついているようだ。

「君はどう思っているんだよ。水でしめた冷しゃぶと、しめないでフワフワの冷しゃぶ。どっちの方が美味しいと思ってるんだよ」と僕。

「冷しゃぶはあなた、水でしめるもんでしょうよ」と奥さん。

「いや、いま話しているのはそういった既成概念の話じゃなくて、君自身の素直な感情はどっちを美味しいと思っているのか訊いているんだよ」と僕。

「あなたのそういうところがムカつくのよね」と奥さん。

美味しい冷しゃぶを囲んだ団らんが、気づいたら既成概念なんて言葉が飛び出す修羅場に発展。まあ、よくあることだけど。

 

それでは、また。

 

 

 

 

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