「カビキラー」でライフハック

日常を楽しむ方法
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「たまにはお風呂本気で掃除してよね、一週間に一度はやってくれるって言ったじゃない」

と妻が言った。

僕は軽くムッとした。なぜなら風呂掃除はほぼ毎日しているからだ。
たしかにカビキラーとかで隅々までしっかりやってるわけじゃない。だが、バスマジックリンで風呂釜をゴシゴシすれば何も問題ないはずだ。とはいえ、たしかに少し汚れが気になってきたのも事実なので、しぶしぶやることにする。

風呂場にいく。まずは敵状視察だ。見たところ、いつもの風呂釜のゴシゴシ以外では、風呂のフタ、お風呂セット(洗面器、手桶、イス)、風呂掃除用のブラシ、あたりが少しカビっぽい感じになっているからそこの対処が必要そうだ。

ふむ、たしかに少しサボっていたのも事実のようだ。さすが女目線、細かいところを見つけているもんだ。掃除が終わったら、素直に謝るとしよう。

さて、さっそく取り掛かることにする。特に風呂のフタは少しというかだいぶ汚れていた。
我が家の風呂掃除グッズは主に以下の3つだ。

・「バスマジックリン」(花王)
・「カビキラー」(ジョンソン)
・「ドメスト」(ユニリーバ)

今日の敵は主にカビなので「カビキラー」を手に取る。

まずは風呂のフタを床に広げ、その上にお風呂セット、ブラシを置く。風呂のフタはふちと蛇腹の溝がところどころ黒ずんでいるので、そこにシュッシュする。

洗面器・イスは裏面、手桶・ブラシは柄の部分がそれぞれ少し茶色に変色していたので、そこを重点的にシュッシュとする。

うん、いい感じだ。

いったん風呂場を出てリビングで待つ。製品裏面の使用方法には「数分後、水で充分洗い流す」とあって、普段なら2?3分で洗ってしまうところ、今日は娘と遊びながら10分ほど待つ。

10分後、つかの間の平和(リビング)を離れ、戦場(風呂場)に戻る。塩素系の匂いが立ち込めるなか、泡のシュワシュワがうっすら少なくなっているのがわかる。よし、イッツ・ショウタイムだ。

シャワーで泡を洗い流し始める。流された部分を見ると、買ったばかりのように(は言い過ぎだけどそれに近いくらい)真っ白になった。

き、きもちいい。

すごい威力だ。これはいける、と思ったので、あきらめかけていた風呂釜の蓋の隅々までシュッシュとする。やり始めてから気づいた、風呂釜のフチと壁の隙間やその他あらゆるところにシュッシュして、全部やっつけることにする。満タンだったカビキラーを早くも使い果たす勢いだが、構わん、このままいってやる。

風呂中真っ白になったところで、またリビングに戻って10分娘と遊ぶ。今度は10分後が待ち切れない気持ちだ。
戦場に戻り、洗い流すことにする。今度は大掛かりだ。流れてきた泡が足につくとなんだか体に良くなさそうだから、お風呂セットのイスの上に立ってやることにする。

洗い流す。どんどん真っ白になってくる。さらに立ち込める塩素の匂いもあいまって少しだけハイになってくる。

すごい、すごいぞカビキラー!

カビがまるでゴミのようだ。

カビキラーで真っ白になった風呂世界に雨の恵みを与える俺は神だ。

ということで無事、妻の言いつけどおり風呂掃除を終え、楽しんだうえに感謝してもらえた。

そこで本日は家事を楽しむためのじぶんハック

1.主体的に楽しむ(遊びに変える)
2.やり始めたらある程度徹底的にやる
3.消耗品はそのとき使い果たすつもりで惜しみなく投入する

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