※写真は猫だけど。
夫婦喧嘩をしました。しかも妻の友人夫婦がいる前という最悪のタイミングで。
今は仲直りしましたが、世の中のほとんどの夫婦喧嘩と同じで、きっかけはくだらなかったものの、応急処置で終わらせてはいけない本質的な課題と解決策が見えてきたので、犬も食わないテーマで恐縮ですが深い反省と共に書いてみたいと思います。
起こったこと:
前提
- 我が家(僕・妻・1歳娘)と友人夫婦(妻の友人女性・旦那さん・1歳息子)でお台場のショッピングモールにおでかけ
- 僕はここのところ仕事が忙しく、平日は娘との時間が取れておらず関係が希薄になってしまっていた
- 娘は朝から機嫌が悪く、行きの車の中でも終始グズグズして妻を困らせていた
きっかけ~紛争勃発
- 昼食で入った回転寿し屋で娘の世話に対する僕のサポートが不十分だったことに腹を立てた妻がイライラし始めた
- 食べ始めてから妻のイライラに気づいた僕は、気を遣って話しかけるもつれない態度の妻に、今度は僕の方がだんだん腹が立て始めた
- 僕のイライラに気づいた妻が「この人難しいのよ、すぐヘソ曲げちゃって」と友人夫婦にふざけながら言った
- (小さな)プライドが傷ついた僕は「どっちがだよ、そっちが先に機嫌悪くしてたんだろうが」と言い返した
- 「まあまあ」と友人夫婦がとりなして、いったんその場は落ちついた
二次紛争
- 妻が娘のオツム替えにトイレに席を立った
- 友人夫婦と僕だけになったので「お恥ずかしいところを見せ申し訳ない」をお詫びをした
- 僕は「妻はすぐいっぱいいっぱいになってそれを僕のせいにする」「僕ももっとサポートしたいが、妻と娘の距離感の近さに敵わず充分サポートできないことが多い」「その距離感を縮められない原因のひとつに、妻がなかなか父娘二人の状況を作らせてくれない(常に三人でいたがる)」などの悩みを話す
- 妻が帰ってきて、いない間にそんな話をしていたことに腹を立てる、「別にいいじゃん」と僕が言ってさらに険悪に
- 食事が終わり店を出ると、息子とうちの娘と手をつなぐ友人旦那、僕なんかよりもなついている娘の態度に深く傷つく僕
- しばらく一緒に歩く、手をつなぐ友人旦那・息子・娘が先頭、次に談笑する妻と友人、最後に僕(宇宙で一人になったイメージ)
三次紛争
- 2家族で別行動タイム、「ちょっとカバン見てくる」といったとき無言だった妻がキレる、「まず謝ったら?」
- 妻が言う、「自分の」友人夫婦に「自分がいないときに」何話しちゃってんの、娘とうまくいってないことを私のせいにするんじゃない、何の目的があってそんなことをしたのか、夫婦そろってすごい恥ずかしいよ、と
- 自分も半ギレで「悪かったね、目的とかよくわかんない、頭がおかしいのかもね、ダメな夫だわ、ダメな父だわ、ほんと申し訳ないね」と返す
- ダメって言ってるんじゃなくて努力が足りないんじゃないの、といってくる妻に「じゃあ努力が足りない男だわ、ごめんね、ほんと申し訳ないね、あと何を謝ればいいの、もうやっちゃったことはしょうがないんだから、いまこの瞬間からできることを教えてくれよ」とこれまたキレながら大声で言った
- 「もういいよ、カバンでも何でも見てきたら?」と妻、別行動に
紛争その後
- 少しカバンを見て歩いたものの、頭を整理するために喫茶店にはいる
- ノートにここまでの流れを書いて、課題と解決策を整理(本記事の内容)
- 激しい自己嫌悪とともに、100%自分の問題だと強く反省するところから始める必要に思い至る
- 妻がやってくる、妻も自分の反省部分を感じていたところで、お互い謝り仲直り、三人で買い物
- 友人夫婦とも合流、あらためてお詫び、少し買い物、帰宅の途につく
課題は「自分の人格レベルの低さ」
喫茶店で落ち着いたとき、まず考えたのは自分がどれだけ程度の低い人間かという事でした。
- 人間が小さい、つまらないプライドが高い
- 努力が足らないうえに、人のせいにする
- 状況を客観視できない
- 目的を考えず行動してしまう
- 刺激に対して反応的に行動してしまう
- 人の気持ちを考えるのが下手
- 気持ちを切り替えるのが下手
- ようするに人格のレベルが低いということ。ここは変わらないといけないと考えました。
解決策は「まず自分が変わる」
自分の人生の責任を引き受ける
変わるための第一歩は自分の責任をきちんと受け止めることだと考えました。
- 妻を伴侶に選んだのは自分
- 子どもを産んだ(産む判断をした)のは自分
- 今日友人夫婦とお台場に来ることを決めたのは自分
- 娘のサポートが不十分なのは自分の責任
- 妻が娘にいっぱいいっぱいになるのは自分の責任
- 妻がイライラしたのは自分の責任
- 妻のイライラに対して自分の態度を決めたのは自分
- つまり今日という日に起こったことはすべて自分の選択であり、自分の責任
- こう頭の中が整理ができると、妻が言うこと全てに責任を感じることができたし、抱っこをしても嫌がる娘にも深い責任を感じることができました。心からの「申し訳ない」という気持ちがわいてきて謝ることができ、そして不思議なことに、そうしてすべてに責任を感じようとする態度で臨んだら、とても気が楽になりました。
自分の人生をコントロールする
また、起こること全てに責任を感じたら、今度はその責任の範囲で自分が「変えられること」と「変えられないこと」をわけて考えようと思いました。
<変えられないこと>
- 人の考え方(妻、娘が何を考えているか)
- 人の発言、行動、態度(妻、娘がどういう言動をするか)
- すでに起こったこと、過去(今日の夫婦喧嘩)
<変えられること>
- 自分の考え方(自分が何を考えるか)
- 自分の発言、行動、態度(自分がどういう言動をとるか)
- 人の発言、行動、態度に対する自分の態度(妻、娘の言動に対して自分がどう対応するか)
- まだ起こってないこと、未来(反省し、自分が変わり、信頼関係を築いていくこと)
変えられないこと(妻と娘がどういう人間であるか)ではなく、変えられること(自分がどういう人間であるか)に集中することで初めて自分の人生をちゃんとコントロールできるはずだと思ったからです。
で肝心の「これからの自分をどう変えるか」は
- 妻、娘といる時間をもっと作る(もしくは内容を濃くする)ことで信頼を回復する
- 今回再確認した人生への責任と「変えられること」への集中を、忘れないようにする
- 根本的に自分の人格レベルを引き上げる努力をし続ける
という感じになるかなと思っています。3つ目は本当に時間がかかると思いますが、素晴らしい人格には素晴らしい人生が、そうではない人格にはそうではない人生が待ってるといいます。僕は素晴らしい人生を送りたいから、この努力を続けたいと思います。
長文かつお恥ずかしい内容で失礼しました。読んで下さった方、ありがとうございました。
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