小学一年生の娘の公開授業(昔は授業参観って言ってましたよね)があったので、奥さんと3歳の息子と3人で小学校に行ってきました。
まずは、体育館で歌や楽器演奏を発表する音楽祭が行われたあとは、教室で授業風景を見学させてもらえるという流れでした。
一生懸命に歌を歌ったり、楽器を演奏したり、手を挙げて発表したり。まだ小学一年生とはいえ立派になったものだなと、我が子ながら感心してしまいます。
僕は仕事で研修などを手がけている関係もあり、人が何かを教えていることそのもの、人が何かを学んでいることそのものについても、興味深く観察させてもらうことができました。
会社で行われる研修も学校で行われる授業も、何かしらの心構えやマインド、知識やスキル、仲間とともに学ぶ楽しさを提供しているという点において、根は同じだと思うからです。
公開授業は「漢字・カタカナ」の授業のあとで、「学活」の授業に移りました。
学活は日常生活や学校生活についての学習をする時間のようで、今日のテーマは「食べもの」。
普段食べている食物を栄養素別に分類してみようという内容で、先生が黒板に3つの栄養素の分類を書いた紙を張り出します。
- 「ねつやちからになる」
- 「ちやにくをつくる」
- 「からだのちょうしをととのえる」
の3つ。
そして、以下の食物がそれぞれどこに入るか、考えてみようという問題でした。
- もやし
- ほうれん草
- 豚肉
- じゃがいも
- しらたき
- 米(ごはん)
- 牛乳
- にんじん
- たまねぎ
- ししゃも
わかります?大人でも難しい気がする・・・。 ※答えは記事の一番下に書いておきます。
子どもたちは3~4人の班にわかれて話し合いながら考えます。
どの班もなかなか健闘していましたが、全問正解の班はどうやらいないようでした。
その様子を眺めながら、僕は全然別のことを考えてしまいました。
この3つの要素って、研修で扱われるテーマそのものに似ているなということです。
つまり、
- 「ねつやちからになる」」(心構えやマインドを醸成する)
- 「ちやにくをつくる」(具体的なスキル・知識を身につける)
- 「からだのちょうしをととのえる」(仲間とともに学ぶ楽しさを感じる)
ということになるんじゃないかなということです。
少しこじつけっぽい感じもありつつ、研修って「食べもの」に似ているな、という考え方はそんなに筋が悪くないんじゃないかと思いました。
授業の最後で先生が答え合わせをしたあとに、生徒を代表して一人の女の子が授業の感想を発表しています。
「どの食べものも、それぞれ栄養があるから、好き嫌いしないで食べようと思いました」
うむ。
研修も同じように、提供側はバランスよく提供することが必要だし、参加者側はバランスよく摂取することが大事だな、とあらためて。
それでは、また。
<問題の答え>
1.「ねつやちからになる」(炭水化物や資質のこと)
→米(ごはん)、じゃがいも、ごま
2.「ちやにくをつくる」(たんぱく質のこと)
→豚肉、ししゃも、牛乳
3.「からだのちょうしをととのえる」(無機質やビタミンのこと)
→もやし、ほうれん草、しらたき、にんじん、たまねぎ
・・・だった気がします。間違っていたらツッコんでください。笑
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