「You really can do whatever you want」
地元のマクドナルドに寄ったときに、テーブルに書かれていた英文。
カウンターで買ったセットをトレーに乗せて席まで運ぶ途中でふと目に入った。
「自分がやりたいと思っていることは、何でもできるよ」
くらいの意味だろうか。
「へえ、いい言葉だな」と思った。
でも次の瞬間、
「いやいや、なんでマクドナルドのテーブルに人生教わらなアカンねん」
「なんやイイコト言っている風やけど、具体策ぜんぜん提示されてないし」
と、なぜか関西弁で自分で自分にツッコミを入れつつ、席に着く。
てりやきマックバーガーとマックフライポテトをほおばりながら、ふと壁を見る。
すると、そこにも何やら英文が書いてある。
「Enjoying the simple things in life」
「人生で起こるシンプルなことを楽しもう」
「へえ、いい言葉だな」と思った。
そして今度は不思議と「いやいや」とはならなかった。
人生で起こるシンプルなことを楽しむ。
いまほおばっているてりやきマックバーガーが急に美味しく感じられるようになった。
マクドナルドに来て、ハンバーガーを食べられているこの時間がいとおしくなった。
何でもないことにこそ楽しみがある。
そして、そんな気持ちで生きている限り、やりたいと思っていることは実現していけるのかもしれない。
マクドナルドのテーブルと壁に人生を教わる。
そんな時間でした。
それでは、また。
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