家で掃除機をかけていると、2歳の息子が寄ってきて羨ましそうに見ています。
我が家はダイソンのハンディクリーナーを使っているのですが、男の子が好きそうなカッコイイビジュアルなせいもあるのでしょうか、「あー、あー」って言いながら、触りたそうにモジモジしています。
「そうか、やりたいのか。大きくなったら掃除機大臣に任命して好きなだけやらせてあげるからね」
と言うと、それを見ていた奥さんが
「でも、その時にはもうやりたくないのよね」
と言う。たしかに。
逆に言えば、2歳の息子にとっての「やりたい」は純粋な興味関心から来ているから、主体的な動機づけになっているが、成長のどこかの時点で、掃除機への純粋な興味関心が減るだけでなく、掃除という行為そのものが「やりたくないけれどやらなきゃいけないこと」になってしまうことが原因なんだろうな、と考えました。
ひるがえって41歳の僕にとっての掃除機かけは、意外と楽しかったりするから人間って不思議です。家が綺麗になっていくこと自体が楽しいし、リズミカルに体を動かしていることでなんだか健康にいい気もします。
ダイソンの掃除機と2歳の息子に、人の不思議さを勉強させられた出来事でした。
それでは、また。
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