らーめん官僚と「長尾中華そば」の津軽煮干しラーメンを食すの巻 のあと、まさかの人生初”連食”で同じく池袋の「寵児」に突入しました。
店で食べながら、また池袋の街を歩きながら、ラーメンフリークの皆さんからお聞きした話です。ラーメンフリークとしての生きざまを感じるお言葉の数々、何かのご参考になれば。
- 油そばは1分以上混ぜなさい。そうすると味が格段に変わる。美味しくなる。できるだけスナップを効かせる、知人に「神」といえるスナップの人がいて尊敬している。
- (ラーメンに何を求めているのか、という質問に)何も求めていないんじゃないかな。
- (健康に影響があったりしないか、という質問に)風邪とかは大して引かないですね。
- フリークを本格的に続けるためには結婚はできない。している人もいるがごく少数。そういう趣味を認めてくれる相手が少ないことと、そもそもラーメンフリークには他人に奉仕する気持ちが少ない人が多いので、結婚に向いていない。
- 部屋にはガスも布団もない。風呂は銭湯に行っていて、ごはんは基本的に外食。どうしても何か作りたくなったら友だちの家に行って一式使わせてもらったりしている。TVがない人も多い。
- ラーメンフリークには「コレクター」(行っていない店を塗りつぶしていく人)と「リピーター」(気に入った店に何回も行く人)がいる。日本全国のお店を回る人を「広域コレクター」という。
- 有名になる人は発信する情報の性質上、「コレクター」に多い。
- 食べたいラーメン屋がある街にあえて仕事を入れたりする。
- 食べたいラーメン屋がある街にあえて住もうとする。
以下は個人的な備忘の意味でメモします。
- ラーメンフリークの世界の偉さは「年間杯数」「広域での網羅性」で測られる
- 「年間杯数」は300杯以上くらいからフリーク仲間として認められる雰囲気。1000杯超えは相当すごい感じ。700杯くらいは意外といる
- 「広域での網羅性」を上げるために週末等は弾丸ツアー状態。この日も仙台から山形に効率的に行く方法の相談をしている人がいた
- ラーメンフリークの世界の面白さの肝は「フリーク同士の会話」
- 一般人が聞くと「いったい何の話をしているのか」と思うような専門用語が飛び交うコアな会話、それがオタッキー(死後)すぎて面白い
- かつ、ちゃんと意味さえくみ取れれば、美味しいラーメンを食べるための有益な情報が満載
- これをインターネットサービスで実現するにはどうしたらいいか、現状はtwitterがその役目を担っているのかと思いきや、意外とやっていない人も多い模様
しかし、ラーメン好きになってきちゃったな。池袋の夜景がにじむわ。
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