★このブログ「自分ハック」について( ⇒ 初めてお越しの方へ)
「迷ったらワイルドな方を選べ」
僕の勤務する会社では、全社員が発揮すべき価値を掲げていて、そのうちの1つに「ワイルド」という行動規範があります。
「ワイルド」とは一般的に「荒っぽくて大胆な」といった意味で使われると思いますが、仕事における「ワイルド」とはつまり「失敗を恐れずに常に挑戦している状態」を意味します。
経営層からも「迷ったらワイルドな方を選べ」「見送り三振はダメ、空振り三振しろ」といったメッセージとして発信されたりして、今では社内の共通言語として完全に定着しています。
他社にない面白いアプローチですし、会社の中に「仕事は元気よく、思いっきりやろう」というムードが広がったことで風通しが一気に高まったように思います。
ただその一方で、難しい部分もあります。
地道だけど取り組まなければならない仕事や、穏やかな性格だけどきちんと業績貢献している人を、「ワイルド」という視点でどう評価すればいいのかよくわからなくなってしまうことがあるからです。
この問題を解決するために「ワイルド」という言葉のそもそもの意味を辞書で調べてみたら、そこにちゃんと答えが書いてありました。
「ワイルド」の意味
ワイルド【wild】
[形動]
1.野生であるさま。自然なままであるさま。
2.荒々しく力強いさま。
‐ 「Yahoo!辞書」より
おお、なるほど。
一般的にイメージしやすい「2.」の意味よりも優先する形で、「野生である状態」「自然なままの状態」という意味が解説されていました。
そういえば「ワイルド」ってそういう意味もありましたね。行動規範としての「ワイルド」の理解も、ここにヒントがあると思いました。
具体的に解説してみたいと思います。
「ワイルド」とは「自分らしさで突き抜ける」こと
ワイルドとは「荒々しく力強い」状態である前に、「自然のまま」つまり「その人のまま」である必要がある、ということです。
生来のその人自身の強み、魅力を力の源泉にしながら、その人にしか出来ないその人ならではの思い切った挑戦をした状態、それが本当の意味での「ワイルド」なのではないかと思います。
一枚絵にしてみました。
つまり「ワイルド」とは、「自分らしさで突き抜ける」こと。
この定義であれば、地道に取り組むべき業務を担当する人であろうと、穏やかなタイプの人であろうと、自分らしく突き抜けながら業績貢献している限り、その人は「ワイルド」だと言えるのではないかと思います。
皆さんは仕事における「ワイルド」どんな風にイメージするでしょうか。
それでは、また。
【関連記事】「フォーカス」という行動規範もあります。
コメント