ぜよ

大きなひとりごと
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KO-19

僕が高知県の仕事をすることが決まったとき、まっさきに思い浮かべたのが鰹のたたきと坂本龍馬だ(ベタすぎるが)。

で、龍馬と言えば語尾が「ぜよ」。「~しちゃいかんぜよ」とか言ってるイメージから、さぞかし街じゅうで「ぜよぜよ」言ってるんだろうなぁとか思い、楽しみにしていた。

ところが、である。実際高知に来ると得意先の人たちも、街を行く人たちも誰一人「ぜよ」と言ったりしない。「~しちゃいかんろう」とか「~しちゃいかんがよ」とかは聞くけど、とんと「ぜよ」を聞かない。

商談の時とかもバイヤーに企画断られるとき「こんな企画いかんろう~」とか言われる始末。しびれを切らした僕は思い切って「バイヤー、なんでそういう時『いかんぜよ』って言ってくれないんですか?アレ使ってんの龍馬だけじゃないですか」と言ってみた。

バイヤーは「こいつ何言ってるんだろう?」という顔をしながらも、「ぜよ」は確かに土佐弁だけど古い言葉なので、今使うのは一部の老人だけだ、と教えてくれました。

なんだ、そうだったのか。しかし、こんなこと聞いても怒らない土佐の男に”平成の坂本龍馬”を見た気がした!・・・「ぜよ」言わないけど。

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