組織が目指す方向を表したものに「ミッション」と「ビジョン」がある。
ミッション = 果たすべき役割、使命、任務
ビジョン = 将来のある時点でどのように発展していたいかなどの構想、未来像
この2つを実現する手段として「戦略」が加わった形で、よく三角形の図が描かれますが、ずっとこんな感じで理解していました。
「ビジョン>ミッション>戦略」の順。
最終的な姿(ビジョン)が設定されていて、そこに向かっていく上で必要になる使命感(ミッション)があって、それを具体化した方法論(戦略)がある。
この理解をしていたため、僕はずっと「最終的にどんな姿になっていたら僕らは嬉しいんだろう」が一番重要な問いだと思っていました。
ところが最近になって逆の絵を目にするようになりました。
「ミッション>ビジョン>戦略」の順。
ビジョンはあくまでも「ある時点でのスナップショット」であり、ミッションは「ずっと変わらない指針」のため、より上位概念であるという描き方です。
時間軸を含めて可視化するとこんな感じ。
たしかにこの方が言葉の意味をよく表していると納得。
つまり一番重要な問いは「永遠に変わらない使命は何だろう」となります。
逆説的に言えば、市場環境が急速に変わっていく今の時代に「最終的な姿」を描くことは難しく、「どこかの時点で切った途中の姿」としてしか描けないとも言えるのかも知れません。
それでは、また。
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