【映画】「あしたのジョー」 から学ぶ「戦う男のカッコよさ」

映画から学ぶ
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山Pの「あしたのジョー」を観て思ったこと。

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映画「あしたのジョー」を観たらいい感じだった

テレビで放送された映画版「あしたのジョー」。ずっと録ってあったのをようやく観ました。

「山P主演だからアイドル映画かと思っていたら、結構いい感じだった」というクチコミが多いことは知っていましたが、まさにその通りでした。

山下智久、伊勢谷友介、香川照之など素敵なキャスティング。「立つんだジョー」的な有名シーンをたっぷり盛り込みつつもテンポの良い展開。セットや小物なども昭和の雰囲気も良く出せていました。

観る前の不安があった分もあるんでしょうが期待以上の作品でした。

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丹下が泪橋の名前の由来を説明する名シーンがいいね

特にお気に入りのシーンは、出所した丈をジムに連れてきた丹下段平が、ジムの上にかかる泪橋の名前の由来を説明する場面。

人生に敗れた人間たちがドヤ街に向かって涙を流して渡るからだと説明しながら、お前はこの橋を逆に渡れと説きます。

明日ってやつは、今日という日を綺麗事だけで過ごしてたんじゃ永久に来ない。血にまみれ、汗や泥にまみれ、傷だらけになって、人に狂ってると思われるぐらいの、そんな今日という日があるからこそ、明日が来るんだよ。

いいこと言うなぁ、おっつぁん。「人に狂ってると思われるぐらい」というところが特にいいな。

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両手ぶらり「ノーガード戦法」も実写で観ると格別

ノーガードからのクロスカウンターもよかったですね。

関係ないですけど以前、コミュニケーション方法の例えでこの「両手ぶらり」を使って記事を書きました。

この記事を書いてからはますます意識的にノーガードになることが増えました。

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なんといっても力石徹(伊勢谷友介)がカッコいい

力石がすごい。かっこいい。伊勢谷友介がかっこいいのかもしれないけれど。

ジョー役の山Pもよく頑張ってたし、よく似ていたんですが、伊勢谷力石のハマりっぷりがやっぱり本作最大の魅力ですかね。

減量で見せる、誰よりも自分に厳しい姿勢。自分を追い込むことになろうとも勝負を大事にするところ。そして勝負に勝ちながら命を落とす有名なシーンまで。

物語が力石との対戦までをフィーチャーしていることもあって、印象としては「力石の物語」といっても過言ではないなと思います。

終盤ジョーが語るセリフ。

ガキの頃からよ、いつもイライラしてた。夢もねえ。希望もねえ。俺を捨てた親が悪い。社会が悪いって。ひねくれてたよ。力石と会って、ボクシングする前まではな。

本気で戦いたい相手がいて、取り組みたいことがあるから本気で生きられる。そんな意味でも人は一人では生きられないわけですが、そう思わせしめる男ってすごいよなと。

そんなわけで素直におすすめできる秀作でございました。よろしければぜひご覧ください。

いやーそれにしても、ボクシングのストイックさと主演2人の肉体美を見せつけられて、観終わったあと「体鍛えないとな・・」とひとりごちました。

 

それでは、また。

 

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