僕は感動させてくれる芸術作品であれば媒体は問わない主義です。それがたとえ少女マンガであったにしても。
なんていいわけしながら、今日は話題の「NANA」の考察をしてみます。
昨日映画を観に行きました。男一人では若干人目が気になる所なので、よく映画を観に行ってくれる女のコを誘っていきました。映画自体はまあ映画代出すだけの価値はあるといったところ。
【考察:映画「NANA」の魅力】
・中島美嘉がとにかくハマっている
・漫画のセリフ、設定などを忠実に再現している
・劇中歌が素敵(CD売れてるらしいですな)
今日考察したいのは原作漫画の方です。なぜ、あれほど人気が出たのか今日考えてました。(暇ね~あんたも)
【考察:漫画「NANA」の魅力】
・アーティストたちを主人公にした珍しい設定
・登場人物のキャラ立ちがしっかりしている
・乙女心のみならず男の心情もよく描写している
・名言、名セリフが多い
・主人公の一人、小松奈々のモノローグがいちいち意味深
(悲しい結末を予見させながら核心部分は言わない)
などが考えられ、女性のみならず男性にとっても面白い作品に仕上がっているからだと思います。
お恥ずかしい話、作者矢沢あい自体に興味を持った僕は今日漫画喫茶に出向き、彼女の過去の名作と呼び名が高い「天使なんかじゃない」(略して「天ない」)も全8巻を読破。(3連休の最終日になにやってんだか)
「NANA」ほどの商業的で明確なコンセプトは感じないものの、その片鱗は見え隠れするなかなかの感動作でした。ただ、こちらは作品全体に占める恋愛模様の描写比率がより高い内容なので、男性はとっつきにくいです。
【考察:漫画「NANA」と「天ない」共通点】
・(当たり前だけど)恋愛がメインテーマ
・女のコ同士の強い友情がキーポイント
・キャラクターが魅力的
少女マンガはどうも恋愛模様を描き過ぎていて、男としては取り組みづらいもんだけど、その点、彼女の作品はなかなかバランスが良いと思う。結構、好きかも。
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街道沿いのロイホで 夜明けまで話し込み
何も出来ずにホームで 見送られるときの
憎たらしい笑顔 よく分からぬ手振り
君と生きていくこと 決めた
スピッツ「ナナへの気持ち」
※本編のNANAとは関係ありません
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