僕にとってのこのブログの意味はなんだろう
と考えてみました。というか、始めてからというものずっと考えていたというか。
ブログ紹介ページ で「誰でも簡単!ライフハックと自己啓発」と書いてはみたものの、それは「お店の看板」であって、「本質的に僕がどんな思惑で運営しているか」はまた別の表現になると思いました。
今日はその本当のところを言葉にしてみようと思います。
「脳内の可視化」
うん、わりとリアルな表現です。
「早めの遺書」
エンディングノート的な。これは書き始めてから、こういう機能も担っているなと。
「人生のログ」
いわゆるライフログというか。ややメッシュは荒いですが。
「人生の面白さの備忘録」
まあ、そういう側面も強いですね。
「娘への人生の教科書」それとも「奥さんへのラブレター」
・・・とまあ、いろいろな表現が思い浮かびます。
ただいずれにしても共通するのは、本質的に「自分のために」ブログを書いているということです。
自分のためにブログを書くということ
ブログを始めてたら毎日が一変しました。
ブログを始めると人生が変わると聞いていましたが、これほどまでとはと驚いています。
僕がこの「じぶんハック!」を開始して3ヶ月が経ち、記事は67件になりましたが、その間、大きく3つの変化が起こりました。
アウトプット思考になった
常にネタ探しをしています。
街でもらったチラシ、電車内の吊革広告、人との会話、仕事の出来事、家庭の出来事、ぼんやりしていても、忙しくしていても、とにかく「これってブログに書いたらどうなるかな」を考えるようになりました。
iPhoneで撮る写真もアングルとかやたらこだわるようになったり、気分だけはいっぱしの記者気取りです。
また、少し論理的になった気がします。文章で説明し切ろうとする気持ちや、写真とか含めて記事構成もロジカルにしないとと考えるようになりました。
日々の安心感を得た
毎日何かを積み上げていっているという実感が持てています。少し深い表現をしてしまうと、毎日を生きている実感というか。
ある意味で、きちんと死ににいっている実感というか。
それがブログを始める前の30ウン年間では感じたことのない安心感に繋がっています。
ブログという形を残していること自体というよりは、自分が頭で考えたことを残していることについての安心感です。
人間は二度死ぬと言いまして、一度目は物理的に死んだ時、二度目は周囲の人に忘れられた時、とは何のセリフだったか忘れましたが、僕はこの二度目の死について、ほんの少し手が打てていることになるのかもしれません。
リアルな人との関係性が進化した
ある意味、毎日顔を合わせている奥さんにすら、自分が何を考えているかちゃんと表明していなかったことに気づきました。
僕がずっと思っていたこと(それでいてきちんと話したことのないこと)をブログに書いただけで、奥さんにはすごく新鮮に受けとめてもらえていて、ときどきアドバイスをくれたりしますが、その内容もおよそブログを始める前には言われたことのない角度からのアドバイスで、お互いに新鮮な思いをしています。
仲のいい同僚とも同様です。
おそらく、僕の人生史上もっとも僕のことを理解してもらえている関係性が増えていくことで、そうした人たちが僕が求めている情報を求めているタイミングでくれるようになりました。
参考になるブログや、ニュース、ネタになる情報や、アドバイスなど、おそらく考えがきちんと可視化されていることで、僕が何を求めているのかリアルタイムに理解してもらえるようになったからだと思います。
「自分のため」「人のため」はミルフィーユのように
ブログを書くことによるこうした変化は、僕が「自分のために」ブログを書いたことによる効果です。
でも、その認識をしたうえであらためて、本当に100%自分のためなのか?と自問自答してみると、自分の心の答えが「NO」であることに気づきます。
自分のために一生懸命やったことが、適切に人に伝わることで誰かの役に立つことを望んでいるとも言えるし、そこまで含めて自己満足のためとも言えるし、それで何も利益を得なかったとしても満足感のためだけに僕はブログを書けるだろうということを考えると、やはり人のためとも言える。
ウェブサービスの企画でも「自分が本心から使いたいサービスを作れ、それがお客様のためになる」とよく言われますが、「自分のため」と「人のため」は常に重層的に存在し、その様はまるでパイ生地とクリームが重なるミルフィーユのようなのです。
こうした記事も考えているだけでは何も生み出さないけれど、こうしてブログ記事になることで、自分の中と誰かの中に何か変化を起こすならば、それだけの意味はあると思うのです。
そんなブログと出会えたことを神様に感謝していますし、その感謝の念を持って今後も頑張っていきたいと思います。
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