前衛芸術家とスクラップブックとタペストリー

子どもと育っていく
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我が家には前衛芸術家の方がいます。4歳の娘です。

創作意欲が湧くとそこらへんの紙にどんどん作品を生み出していかれる方なので、助手の僕がその偉業を取りまとめることにしました。

そこで登場の新兵器。そう、「スクラップブック」です。

昔からある文房具ですが、僕にとっては使い方がわからないものベスト3に入る謎な存在でした。でも今回、ようやくこういうときに使うものなのかと、わかった次第です。

選んだのは「コクヨ スクラップブック <スパイラルリング> A4タテ 茶」です。一番出回っている商品です。

リング綴じになっているので180度開いて見ることができます。また台紙の大きさが少し大きくなっていて、A4の紙を余裕をもって貼れます。

何だかわからないものは芸術家の方に確認してタイトルをつけて、わかる範囲で創作された日付をふって。

こんな感じに仕上げていきます。どんどん貼っていって、世界で一冊だけの宝物のようなアートブックが出来上がりました。

でも、ここで問題発生です。最新作が広げた段ボールに描かれた大作で、大きすぎてスクラップブックに入りません。

そこで僕は考えました。普段は洋服をかける用の壁のフックに取り付ければ、もしかしたらタペストリーみたいになるんじゃないかと。

さっそく段ボールの隅っこに穴をあけてかけてみます。するとこんな感じに。

おお、いいじゃない。いい感じにタペストリー感出たじゃない。

いやーよかったよかった。

芸術家の方に「どう、いい感じでしょう」と訊くと、「ちがうよ、ほんとうはタテじゃなくてヨコなんだよ!」とのこと。

オー!どの向きが正しいかわからず壁に掛けちゃうなんて、ほんとマンガに出てくる前衛的な芸術家とそれをさっぱり理解していない知ったかぶりの構図じゃあーりませんか。

そんなわけで我が家は今日も平和です。

 

それでは、また。

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