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ピザが大好きだ!でも「端っこ」が食べられない
39歳にもなってお恥ずかしいことですが、ピザの端っこが食べられません。
いや、ピザそのものは大好きなんですよ。特に「ピッツァ・マルゲリータ」。
あの美味しさは、他のメニューでは味わえません。
だから端っこだって「食べられない」というと語弊があります。食べられるんですよ、実際のところ。一定の条件が整っていれば。
例えば、よほどお腹が空いている場合や、ピザそのものがめちゃくちゃ美味しいとき。
あと、食べ始めて1枚目までとかは食べられたりもしますね。2枚目以降は残し始めます。
どうしても好んで食べようとまでは思えないのです。できれば食べずにすませたい。
いや、わかっています。それが行儀がよくないことも、目にした人が不快に思うことも、子どももいるいい大人がやることじゃないことも。
でもやめられない。
「わかっちゃいるのにやめられない」ということには、必ず言葉で説明できる理由があるはずです。
何が僕をここまでピザの端っこから遠ざけてしまうのか、それを今日はそれをきちんと説明したいと思います。
それをきちんと説明できたときに、こんなお行儀の悪いことが題材であったにしても、何かしら読む人にお届けできるかもしれないと思ったからです。
「ピザの端っこ」を残したくなる3つの理由
1.持つところだから
僕がピザの端っこを残す理由。その1つ目は「ピザの端っこは手で持つところ」という意識が強いためです。
僕も大人なので食事前に手を洗うわけでして、その意味では特に問題はないですが、気になってしまうのがそのビジュアルです。
ピザは構造上、ソースの乗った本体部分とソースのない端っこ部分がわかりやすくわかれています。
そう、まるで「ここは持つところですよ~」と必要以上にアピールしてくるような見た目なのです。
僕も暗示に弱い男ですから、そこまで「持つところ」アピールをされると、「じゃあ、食べなくていいかな!」という気になってしまうというわけです。
2.味がなくなるから
2つ目の理由は、「味がなくなるから」という理由です。
普通、ピザって三角形の尖ったところから食べ始めますよね。
で、美味しく食べていると問題の「持つところ」に差し掛かって、急に味がしなくなります。
ええ、わかってます、わかってます。味はなくならない、生地の、もしくは小麦の味がするだろう、お前の舌はどうなってるんだ、と思われるでしょう。
それはそうなんですが、問題はそこまでとの落差です。
具やソースが乗った本体部分はとても美味しい。くりかえしますが、僕はピザ自体は大好きなのです。
だがしかし、です。端っこは急に生地だけの味になります。その唐突な変化に舌が追い付かずに感覚的には「味がなくなる」という錯覚にとらわれるのです。
「じゃあ逆から食べればいいだろう」という声も聞こえてきそうです。
でもそんな人いますでしょうか?ピザを三角形の底辺部分から食べる人が?
そんな非常識なことはできません。だから僕は端っこを残すのです。
3.端っこを並べると楽しいから
ここまで少し後ろ向きな理由が続いたので、最後は前向きな理由を述べたいと思います。
それは「食べ残した端っこをお皿に並べていく作業が楽しい」ということです。
端っこを残すということは、それをお皿に置いていくことになるのですが、そのときいかに美しく可愛く盛り付けるかが勝負になります。
前述のとおり、行儀がいいことをしているとは毛頭思っていないのでそこは罪の意識も手伝っているんだと思います。
せめて、周囲の人たちが見て不愉快な思いをしない程度にはキレイに並べていく。
これがハマるとなかなか楽しい作業なのです。
一言でいえば「本当にごめんなさい」
聡明な読者の皆さんはお気づきのことと思いますが、この癖はすこぶる評判が悪いです。
友人からは「え、それどうするの?まさか残すの?」と呆れられます。
奥さんからは「ほんとうにヤダ」と言われます。
会社の後輩には「自分勝手な性癖を彷彿とさせますね」と言い放たれました。
世の中でもかなり論争になっているみたいですね。
僕自身、こんなろくでもない記事を書いて皆さんにお伝えする日が来るなんて思いもしませんでした。
それでもあえて書いたのはなぜか。
それはどんなにろくでもないことだったとしても、自分のしていることの説明責任を果たす、それが僕のポリシーだからです。
しかし、なんといえばいいんですかね、この気持ちは。一言でいえば「本当にごめんなさい」という感じでしょうか。
僕と一緒にピザを食べる機会のある皆さんに対して。
世の正統派なピザ好きの皆さんに対して。
ピザを作ってくれるお店の人に対して。
「端っこ」の主原料である小麦を作っている農家さんに対して。
そしてなにより、ピザそのものに対しての「ごめんなさい」。
そんな気持ちをしっかりと胸に抱きつつ、今日も元気に「ピザの端っこ」を残したいと思います。(食べろよ)
それでは、また。
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