GWの前半戦。ふと一人の時間を作れたので、ぷらっと埼玉(さきたま)古墳に行ってきました。とっても癒されちゃったのと、思いのほか素敵な「アーティストデート」(※)になったのでそのご報告です。
※「アーティストデート」とは
埼玉(さきたま)古墳とは
埼玉県行田市にある古墳群で、9つの古墳があります。円墳は日本最大のもので、前方後円墳のうちの1つは武蔵国(東京・埼玉・川崎・横浜にまたがる地域)で最大のもの。所在地の埼玉(さきたま)は埼玉県の県名発祥の地とされています。
古墳がもつ「大いなる静寂」に包まれて
日本最大の円墳、丸墓山古墳。なんか、そのままな名前ですね。
上に登ると高台になっていて、市内が一望できます。遠くに忍城も見えて、ここに陣を張ったといわれる石田三成の気分が味わえます。うーむ兵どもが夢のあと。
武蔵国最大の前方後円墳、二子山古墳。「前方後円墳」ってなんかいいですよね。名前の響きが素敵だし、鍵穴みたいな形がかっこいいし。
こちらも上に登れます。おわかりになりますでしょうか。手前が方墳、遠くに円墳という構図です。うーむ憧れの前方後円墳の上にいる感動よ。
と、ここらへんで人のお墓に乗ってばかりいていいのかな?という疑問が。でもピラミッドとかタージマハルとかもそうだしな、きっと上に乗りたくなるくらい注目されたい人がこういう大きいお墓を作ってるんだろうし本人も納得してるよね、と勝手に結論づけました。
こうして散歩をしながら感じていたのは「荘厳な静寂」でした。古墳というものの物理的な大きさと、作られてからの時間の長さだけが醸し出せる、圧倒的な静けさみたいなものです。
自分が大いなる宇宙の一部であることを感じるとともに、自分の中の心の声に自然と耳を澄ませることができ、この小さな自分で何ができるだろうと考える時間になりました。
まさに「アーティストデート」です。
「古墳ビュー」のベンチで読書
二子山古墳が見わたせる場所に芝生広場とソファーがありました。「オーシャンビュー」ならぬ「古墳ビュー」の絶景の中、心静かに読書をすることに。
読みかけの本でしたが、この環境のおかげか、ものすごいスピードであっという間に読み終えることができました。それだけじゃなく、ブログにどうまとめるかの構想も同時に整理することができました。恐るべし「古墳ビュー」効果。
ふと見ると本に蜘蛛がくっついてました。色は黄色というか金色で、場所柄もあってなにやらありがたい感じ。しばらく本のうえで遊んでいただいたあと、そっと芝生に逃げていただきました。
※このとき読んでいた「嫌われる勇気」の感想は別記事にて
アーティストデートの場所に「古墳」が加わった
「埼玉古墳」めちゃくちゃいい場所でした。今度は家族を連れて来てみたいです。埼玉県以外の方も一度は訪れてもいいかも。日本最大の古墳もありますしね。
個人的にはアーティストデートの候補に「古墳」が加わったことが大きいです。「古墳」そのものはそんなにないですが、古い遺跡や寺院なども含めて観光地の中でも荘厳な静寂を感じられる場所は「心の声」に耳を傾けるのにうってつけかも。
・・と思って念のため「古墳」を調べてみたら、めちゃくちゃいっぱいありました。→古墳マップ まあ、いきなり巡り始めたりはしませんがw
おまけ:埼玉県行田市プチ観光情報
レンタサイクルは超便利
駅、忍城、古墳など市内6か所で借りて返せるレンタサイクルが便利でした。バスは本数も少ないですしね。なんと無料でございます。
僕は忍城で借りましたが、なぜか子どもを乗せる用のカゴ付でした。借りられる場所では空気入れなんかも置いてあるので安心です。
忍城(おしじょう)は想像以上にコンパクト
「のぼうの城」の舞台。もともとここがが主目的で行田に向かったのですが、想像以上にコンパクト。櫓と資料館合わせても、正味20分で観終わります。
お城というより城址なので仕方ないですが、できれば「浮き城」と呼ばれたその優美な姿をもう少しだけ彷彿とさせる感じにしてもらえるとありがたいかなと思いました。
フライは偉大なるB級グルメ
あまり期待してなかったですが、意外に美味い!(失礼)フライはお店によって全然味が違うとのことで、今回お邪魔した「深町フライ店」さんはどちらかといえばスパイシーなソースが特徴でしたが、食欲をそそる味でした。
ソースor醤油と、卵を入れるor入れないが選べます。そこそこお肉と野菜も入ってますし、これで350円なら大納得です。テーブルにあった漬物も美味しかった。
月曜日はお休みのお店が多いので気をつけましょう。市内各所で配られている「フライ・ゼリーフライMAP」を入手すると便利ですよ。
コメント
ご来園ありがとうございます。
さきたま古墳公園は普段の生活では味わえない場所だと思います。
次回はさきたま史跡の博物館もよろしくお願いします。まが玉づくりも体験できます。
さきたま史跡の博物館(T)
さきたま史跡の博物館(T)様
コメントいただきありがとうございます!
はい、残念ながら博物館はお休みだったようで次回ぜひ家族とお邪魔したいと思います。
本文にも書きましたが日常と隔絶した雰囲気を体感できました。
今後も素晴らしい史跡群を大切にお守りいただければと思います。 こっき