親父と取り合うほど薬師丸ひろ子が好きだ

大きなひとりごと
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ああ 時の河を渡る船に オールはない 流されてく
横たわった 髪に胸に 降りつもるわ 星のかけら

「Woman -Wの悲劇より-」薬師丸ひろ子

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眠ることに関してはちょっとした権威である僕は、夜眠れなくて悩むことは、ほとんどない。

その代わりに、眠りたくなくて困ってしまう夜がある。なんだかこのまま今日が終わってはマズいという気がして、眠るわけにいかなくなってしまう。そんなときは、決まって映画を観ることになってしまう。

そんなわけで、今夜は「Wの悲劇」。

「顔ぶたないで。私、女優なんだから!」
「私・・・殺してしまった!お祖父様を刺し殺してしまった!」
の名セリフで有名な、薬師丸ひろ子主演作。

写真は恋人(世良公則)との別れ際、拍手を送る彼を振り返って、スカートをつまんだ舞台女優式のお辞儀をするラストシーン。泣きそうになりながら笑う表情が印象的。

なぜ今更・・・?と思われそうだけど、僕は子供の頃から薬師丸ひろ子が大好きだ。なんか、かわいいんだもの。顔とか声とか。特に声。存在自体がなんかかわいい。

それだけでなく、天才的なカリスマ性を備えている。観る人をいやおうなく惹きつける、女優としての天性の魅力を持っている。

そしてユニーク。今活躍しているどんな女優さんも彼女を追い抜くことは出来ない。なぜなら、その立ち位置があまりにも独特だから。おそらく、薬師丸ひろ子を抜けるのは薬師丸ひろ子だけ。惚れすぎか・・・?

僕の親父も大ファンだったので、僕は僕で「こんな老いぼれに負けてられるか!」って思ってて、親父は親父で「こんなガキンチョにこのコの良さが分かってたまるか」って、よく分からない取り合いをしてたもんです。

はぁ、いいなぁ薬師丸。「セーラー服と機関銃」「ねらわれた学園」「里見八犬伝」「探偵物語」あたりをまた観なおしてしまいそうな勢いだな、こりゃ。しばらく寝不足かな・・・。

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そもそも薬師丸ひろ子主演映画を観ようと思ったきっかけは、邦画最新DVD「レイクサイド・マーダーケース」に彼女が出てたから。こちらは原作者の東野圭吾が大好きだからレンタルして観たのだけれど、薬師丸以外も名優揃いでなかなか質の高いサスペンスに仕上がってます。おすすめ。

・・・ちょっと怖すぎる場面があるので、ご注意を。

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