今さらながら小沢健二の「back to back」が名曲すぎる

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小沢健二の「back to back」が好き

小沢健二の「back to back」。

うっかり早めに寝てしまったあとに、夜中2時ころに起き出して、とりあえずコーヒーを淹れるときに必ず思い出す歌。

単純に歌詞に「夜中のコーヒー」が出てくるから、ということもありますが、夜中の一人の気分をよく表しているから。

You Tubeに音源だけ上がってました。

かっこいい。

初めて聴いたときから、大好きな曲です。全盛期の小沢健二の作品なのに「ミーハーさ」「かわいらしさ」は陰をひそめ、収支クールなトーンを貫くメロディ。

小沢健二の曲の中でなにげに一番好きかも知れない。プライベートな彼に触れているようなそんな親近感を感じられる名曲。

小沢健二「back to back」の歌詞

歌詞も大好き。

あのさ…

また誰かワインをこぼすtable
甘く薫る煙り
何度も馬鹿つみかさねたから
もうひとつくらいはいい

back to back 臆病なくせに
1・2・3 無茶をする訳は
恥ずかしがり屋でシャイ
そんな自分が嫌だってこと

back to back 臆病なくせに
1・2・3 無茶をする訳は
恥ずかしがり屋でシャイ
そんな自分が嫌だってこと

月影でdance踊る君を見て
モヤモヤが解けたよ
二十の僕 傷を創りつつ
深い愛を知ったよ

back to back 臆病なくせに
1・2・3 無茶をする訳は
恥ずかしがり屋でシャイ
そんな自分が嫌だってこと

back to back 臆病なくせに
1・2・3 無茶をする訳は
恥ずかしがり屋でシャイ
そんな自分が嫌だってこと

夜中のコーヒーを濃いblackにして
炎みたいなこんな時
夜中の通りを渡り 飛ぶだけ
炎みたいなこんな時
夜中のコーヒーを濃いblackにして
炎みたいなこんな時

back to back 臆病なくせに
1・2・3 無茶をする訳は
恥ずかしがり屋でシャイ
そんな自分が嫌だってこと

back to back 臆病なくせに
1・2・3 無防備な訳は
恥ずかしがり屋でシャイ
そんな自分が嫌だってこと

-「back to back」(Kenji Ozawa)

クール。

「あのさ…」と口ずさむところから始まり、「何度も馬鹿をつみかさねたからもうひとつくらいはいい」「傷を創りつつ深い愛を知ったよ」と自分自身を俯瞰するような視点で語られる。

「炎みたいなこんな時」という表現がコーヒーを飲む夜中に妙に冴え渡る頭を上手く表現していると思う。

「恥ずかし/がり/屋で/シャイ」のところもお気に入り。日本語を本来の文節ではないところで切る手法は、宇多田ヒカルの「Automatic」でも使われている。

あと「恥ずかしがり屋」と「シャイ」って同じ意味だよね。あえて繰り返しているんだろうけど。

「back to back」の意味は「背中合わせ」

「back to back」の意味を調べるとこんな意味だった。

back to back

1.背中合わせに
2.引き続いて

-「weblio辞書

「恥ずかしがり屋でシャイ」「そんな自分が嫌」だから「臆病なくせに」「無茶をする」、あたりが「背中合わせ」なんだろうなあ、と想像しつつ。

そんな矛盾を抱えながらも、そんな感じのままを「引き続いて」生きていく、そんな覚悟を感じさせる言葉。

—————————-

コーヒーを飲む深夜。つまり「炎みたいなこんな時」。

僕はいつもなら「来し方行く末」に思いを馳せたり、なんのことはない空想をしたりしているけれど、今日は別のことを考えている。

今日、中学時代の同級生が亡くなったという連絡を受けた。二日前のことだという。だから「夜中のコーヒーを濃いblackにして」飲みながら考えているのは彼のこと。

コーヒーの黒も喪に服しているようだ。それをガブリと飲みこむ。

「生と死」も背中合わせ。同じコインの裏表。人は「死」に近づいていく「生」を「引き続いて」生きていく。

また、「人の死」を受けても、「自分の生」は何も変わらずに「引き続いて」いく。 以前にも同じテーマで記事を書いた。書いても書いても整理しきれない。それが死。

小沢健二がそんな意味までこの歌詞に込めたかどうかはわからないけれど、今夜はそんな気持ちで聴く。

R.I.P.

ご冥福をお祈りいたします。

—————————-

それでは、また。

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コメント

  1. こうじ より:

    私もこの曲がオザケンの曲の中で一番好きです。無機質なメロディとベースラインがたまらなく好きで、ずっと聴き続けてます。あまりスポットライトの当たらない曲ですが、同じ様に好きな方がいらっしゃって嬉しいです。

    • こっき より:

      こうじさん

      名曲ですよね。天邪鬼なんでしょうか。スポットライトが当たらない曲が好きになる傾向があります。また、そんな曲に限って頻繁に思い返すことになります。コメントありがとうございました。僕も同じような方がいて嬉しいです。